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「セール」と「補助金」に共通の罠
プライムセール終了まで数時間のタイミングで、この記事を書いています。
そんなわけで、行政書士らしく「セール」と「補助金活用」の共通点という切り口で、補助金活用のコツをお伝えします。
「得をしなきゃ!」の罠
言わずもがなですが、セールの目的は「必要なもの」を「お得に」手に入れることです。
しかしセールがはじまると「何かお得な商品を買わなきゃ!」という強迫観念にとらわれることもあります。
「セールで買うべき商品まとめ」を探して、割引率が高いものを無理やりカートに入れたり…。
上手にセールを活用できる経営者でも…。
補助金活用でも、「手段が目的化する」罠に陥る経営者は少なくありません。
むしろ、セールを上手に活用している経営者でも、補助金活用ではこの罠に陥りがちです。
それはセールの罠に加えてセールだという認識がないからです。
「補助金はお金が増える」という誤解
補助金は、支出した対象経費の一部が補助される定率補助であることが多いです。
中小企業が活用しやすい「小規模事業者持続化補助金」も定率補助です。
この補助金は、通常枠で補助上限額50万円・補助率2/3という制度です。
75万円の対象経費を支出すると、50万円が補助されます。
30万円の支出であれば20万円ですね。
つまり「補助金に採択されたら50万円もらえる!」のではなく、
「75万円までの商品が66%オフで買える」ということです。
しかし「補助金」という名前から「お金がもらえる(増える)」という誤った認識をしてしまいます。
そのため、「補助金をもらわないと損!」と考え、必要のない支出をしたり、さらには「何でもいいから、うちで使えるいい補助金はないか?」という質問をしてくる方もいます。
そういった方には「へへっ…旦那、良い率の補助金があるんですよ‥」ともちかければいいのかもしれませんが、当事務所では「一度冷静になりましょう。そもそも何が必要なんですか?」と聞くことにしています。
補助金活用では、セール同様に「手段を目的化しない」ように理性を持つことが重要です。
僕も今回はどうにか冷静なままセール期間を終えられそうです…!
このnoteは当事務所ブログ記事の再編集版です。
元記事では追加の内容もありますので、よければご覧ください!