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しあわせな人生に絶対必要なたった1つの時間【おうちごはん】
「『おうちごはん』は人生で一番大切な時間」
そう考えるようになったのは、
「仕事でのストレス」がきっかけでした。
わたしは、仕事一辺倒の人間でした。
残業ばかりで、帰宅はいつも深夜過ぎ。
生まれたばかりの息子の顔も見れません。
息子の顔を見るのは、
通勤途上の電車で、
妻が「みてね」にアップする写真や動画くらい。
「いつの間にか、ハイハイできるようになったんだ……」
妻が、すこしでも栄養をつけようと、準備してくれたご飯。
ストレスで胃がキリキリし、のどを通らず…
疲れた体でシャワーを浴びると、
鏡にうつるのは、やせこけた、頼りない体。
結局、わたしは、過度なストレスで、休職することになったのです。
休職中、人生をふりかえりました。
「なにが、自分にとっての、幸せなんだろう?」
いろいろな想い出を掘り返します。
映画館で、大画面にクギ付けになるときかな?
自分のことをだれも知らない世界へ旅するときかな?
そのような想い出のなか、
ひときわこころを温めてくれる想い出があることに、ハッと気づいたのです。
それは、
「家族そろい、美味しい食卓を囲んでいる時間」
大好きな家族、美味しいご飯、楽しい交流。
こころがじわーっと温かくなり、こころ満たされる時間。
「俺は、おうちでご飯を食べるときが、一番しあわせなのかもしれない」
そんな時間、しばらく過ごしていませんでした。
幸せな時間を差し出し、人生を会社に捧げていたのです。
そこで、決めました。
「おうちごはんの時間を、絶対に死守しよう!」
そう決めてから、
わがやでは、毎日
「夕食はおうちごはん」。
わがやでは、おうちごはんで、行っている取り組みが2つあります。
1つ目が「今日楽しかったことを話す」ことです。
みんなで順番に、今日の楽しかった出来事を話すのです。
聞く人は、しっかり話に集中するルール。
あいづちや共感で、喜びを分かち合います。
「きょうは、はじめてすべりだいをすべれたよ!」
「スゴイね!ずっと頑張ってたもんね!」
3歳の息子は、このやりとりが大好き。
いまでは
「じゃあつぎに、パパのたのしかったことはなに?」と立派に司会進行をつとめます。笑
子どもの成長ぶりを目の当たりにでき、親としてこのうえない喜びです。
2つ目が「大好きな一品を用意すること」です。
わたしの大好きな一品は、
酢モツ・とりかわ・チーズ・生ハム、そしてビール!
この大好物を、口に入れ、目を閉じながら、30回位かみしめ、あますとこなく味わい尽くすと、まるで天国にいるかのような気分に。笑
「大好物」は、おおげさでなく、人生を幸せにします。
わたしは、「まいたの日記(毎日を楽しむ日記)」を書いています。
その日記に、毎日必ず登場するのが、
「○○が美味しかったー」という大好物の話。
幸せな時間に、かならず美味しいものが食い込んでくるんです。
また、自分で大好物を買うことも大切にしています。
「今日はどれにしよっかな~」と、考えるだけで、鼻歌がこぼれます。
「大好物をさがして買うことは、みずから好きな人生を歩むことにほかならない」……とか、勝手に大きな意味をあたえ、スーパーで自分にご褒美を買っています笑。
「家族でごはんを食べる時間」
どんなにつかれがあっても、
美味しいものを食べると、頬がゆるむんです。
日中どんなに気を張っていても、
家族とだと、バカみたいな話もでき、素の自分でいられるんです。
「おいしいもの ✕ 大好きな人 ✕ 交流」は、
わたしの最強の幸福方程式。
その解が
「おうちごはん」だと思います。
この時間に勝る幸せって、意外とないんじゃないかな。
この時間があるおかげで、心が満たされる。
この時間があるおかげで、日中がんばれる。
大げさでなく、
「おうちごはん」の時間を護れる人生設計をしよう!と思っています。
18時には食卓につける「ライフスタイル」
食べたい一品を用意する「毎日を楽しむ力」
仕事は一切忘れる「緩急をつけた生活習慣」
家族との会話を楽しむ「コミュニケーショ」ン力
人生のど真ん中に、いちばん心満たされた時間を置き、幸せな人生を歩みたいです。