延長線上というイベントの話
いつだってあの日の延長線上
KOBE BLUEPORT.ってライブハウスで、延長線上ってイベントをやらせてもらってます。
初めてライブハウスに行った日
初めて好きなバンドのライブを見た日
今まで分からなかったバンドが、初めてかっこいいと思った日
そういう日から線が始まって、一つの一つの線が重なって太い線になって、たまに線が減って、線が逸れたりもして。それでも今日につながっていく日がいいなって。線を書くも、書かないも、自分で選べて、薄くても細くても線が続く限りはあたしたちはきっと性懲りも無くライブハウスにいる。
なんです。
2021年
コロナ禍というとんでもない時代に。
足元マークがあって、終演時間が決められてて、酒類提供は禁止されてて。ライブに行っても関係者以外はあたし1人みたいな日が普通にあって。
そういう時代に出会った箱で、そういう時代に出会ったバンドと、やりたい!と思ったのがきっかけ。
神戸って街があたしは大好きです。
ツアーで来てもらえないことが多いこの街で、ツアーでなかなか来てくれないこのブルーポートって箱で、あたしは、好きなバンドを見たかった。
あたしがやらなくても誰かがやるのかもね、でもあたしがやりたかったんです。
神戸って街のライブハウス、どこが思い浮かびますか?
太陽と虎、キンクロ、バリット、アートハウス、チキンジョージ、DQ、ハーバースタジオ、たくさんあるけど、あたしはブルーポートって箱がいい。
はじめてブルポに行った日はbachoのワンマンで。一緒にいた友達がドリチケを無くしてしまって。私がドリンクをかえるのに一緒に並んでて直前で気づいたから、ドリチケ無くしてしまったことを伝えた。
「bachoすき?」
て聞かれて、好きですったら答えたら、じゃあいいよ!って。
その時に、あーすっごいいい箱やなって思った。
bachoを好きなお客さんならって信頼がそこにはあって、一見の自分らにも等しく。それがブルポのカルチャーなんやなって思った。
兵庫県の内陸の方の、30分に1本しか電車がないど田舎から神戸に来た自分を、「チームブルーポート」って言ってくれたこと。ブルポをホームにする若手たちがあたしのことを「神戸の人」って言ってくれたこと。
あたしにとって、ホームって言いたい場所が、ブルポ。
バンドのホームってどうやって決まるんかな?初めてライブした箱!とか、よく出てる箱!とかなんかな。お客さんのホームってどうやって決まりますか?ここがホーム!て言ってるお客さんってあんまおらんやん?
けど、けどさ、あたしのホームはここです。
3ドリンク1000円でちゃんとした濃さの(もはや濃いめの)酒が飲めてPayPayまで使えて音が良くて駅近ってやばいでしょ!最高でしょ?
バンドがホームを大切にして、ツアーの初日やファイナルをホームに設定して、その日に大好きなバンドや尊敬する先輩やかっこいい後輩を連れてくるみたいに、あたしは大好きなこの箱で、大好きなバンドに来てほしかった!
同じコロナ禍に、同じ関西でイベントをやってた同年代の子達はもうやらなくなったしライブハウスでもあまり見かけなくなった。
けどあたしはまだやってる。
まだ諦めたくなくてやってます。
いつだってあの日の延長線上
KOBE BLUEPORT.って最高のライブハウスで
延長線上って最高のイベント
裏話
イントクオンシってやばい企画やってる子がいて、あたしはそいつの考え方がすきで、いつかそいつにやべー!て言わせたくて、もう少し頑張るからやべーって言ってくれ〜。
受け売りやけど、MCで主催の話なんかしなくていいからさ。個人企画感がない方があたしみたいな捻くれ者にはちょうどいい、よね?