こんなポストをしました。
これに関連して、拙著『発達障害の僕らが生き抜くための「紙1枚」仕事術』では、こんな話をしています。
人を巻き込むと優先順位が付けやすくなり、仕事が速くなります。だから、人を巻き込めるタスク分解をすることが大事になります。
「ちょっと手を付けて他人に渡す」タイプのタスクをやってから、「自分が長い時間手元で暖めることになる」タイプのタスクに着手する。このルールを適用すれば、後者のタイプのタスクに自分が取り組んでいるときに、前者のタスクは他人が進めてくれることになります。前者のタスクで他人が進めてくれてこちらに戻してくれる前に、後者のタスクを終わらせておけば、あとは他人から返ってきた前者のタスクを自分がやるだけです。
たとえて言うなら、たまごかけごはんをつくるときに、まずは冷凍されたごはんをレンジに入れて解凍しているうちに卵を溶いておき、そのうちごはんが解凍されるので取り出して、さっき溶いた卵をごはんにかける、といった感じです。
これが、最初に卵を溶いて、その後に冷凍ごはんをレンジでチンして、というやり方でやってしまうと、余計に時間がかかってしまいます。
仕事でも同じで、誰かに仕事を投げてやってもらっている間に別の仕事を自分で進める、という状態をどれくらい作れるかが大事だと思います。
そのために、できるだけ他人を巻き込むタスク分解、工程に他人が関わるようなタスク分解をしておくことが重要になります。
これはできるだけ速く仕事を進めるのに、もはや必須と言っても過言ではない進め方なので、マスターできるとかなり時間的心理的負荷が低くなります。