見出し画像

【徒然20241114】タスク管理をすると、嘘をつかなくなる?

こんなポストをしました。

「職場で嘘をつかないためにタスク管理をしている」という話を。

「職場で嘘をつく」はもちろんご法度です。しかし、苦し紛れに嘘をついてしまった経験、正直私にはあります。

特に、どうしたらいいか分からないタスクを放置してそのまま忘れ、「あれどうなった?」と言われてハッとして、やりもしないことをやったと嘘の進捗報告をついしてしまうことがありました。

そんな「嘘つき」にならないために、

✕「嘘をついてはいけない」と気をつける
○嘘をつかざるを得ない状況を回避する

というアプローチが大事だと私は思っています。

実際、嘘をつくと、不安やプレッシャーはとても大きく、私含む発達障害の人は不安などに敏感なこともあり、仕事のパフォーマンスに大きく影響します。

ただ、状況によってはつい嘘をついてしまうこともあるかと。

そうならないための対策としては、最低限以下をすることだと考えています。

・発生したタスクは忘れないうちに記録
・できる範囲でタスクに着手
・手を付けたことも記録

冒頭で挙げたような「嘘」をついてしまうのは、頭の中の「幻想」と実際の「現実」のうち、「幻想」を採ってしまうことによります。

タスク管理をしていると、頭の中の幻想ではなく、記録された現実をベースに行動する癖がつきます。やっていないものはやっていないと割り切ることが、私はできるようになりました。よろしければ実践してみてください。

このポストのテーマ、もっと深掘りできるものだと思っています。その1つとして、「ひらめきメモ」のF太さんがこのように光を当ててくださいました。

なるほど、「その場しのぎの言動は他者の信用だけでなく、自分からの信用も失ってしまう」というのは、たしかにそうだなと。

自分の考えや行いに誠実に向き合うと、それらを肯定することができ、自信が生まれます。ここでいう誠実に向き合うというのは、自分の考えや行いに対して、「なぜそうしたか」「なぜそうしなかったのか」という判断の根拠を自分なりに持つということだと思います。

誰しもそういった判断は無意識的にしています。でも、無意識であるため、自分の中では、他人に説明できるようなものではないのです。

たとえば、「なんとなくタスクを放置してしまった」だと「あれどうなった?」に対して、なぜ放置したかを説明できず、なぜか分からないけど放置しているのを正直に言うか、「やっています」と嘘をつくことから選ばざるを得なくなります。

それに対して、常に意識的にタスクを選択して実行していると、「あれどうなった?」に対して、「それは、今は別のタスクの方が締切が早かったので、まだ手を付けていません」などと、理由をつけて説明ができる自信がつきます。嘘をつくという選択をしないで済むのです。

このように、「なぜそうしたか」「なぜそうしなかったか」など、根拠つきで自分の考えや行動を説明できるようになると、たとえそれが相手の意に沿っていなくても、堂々と伝えられるようになる実感があります。

タスク管理は、タスクが発生すると、「そもそもやるべきか」「いつやるべきか」「どのようにやるべきか」といったことについて判断をするプロセスの集合体と言っても過言ではありません。つまり、タスク管理をすると、自分に誠実にならざるを得なくなるのです。

実際、嘘で嘘を塗り固めるヒヤヒヤした思いを、タスク管理をするようになってからはあまり経験していません。

もちろん、単純にタスク管理をすると「やるべきことを」「やるべきときまでに」「必要な内容で」遂行することができているから、嘘をつくような状況に陥らないということはあると思います。

ただ、それに加えて、自分の考えや行動に根拠や理由がつくことで自己や他者に対して説明できるようになるという効果は、見逃せないものだと考えています。

したがって、少なくともタスクを把握し着手して、それを記録として残しておくと、そこに「やった理由」「やらなかった理由」を見いだすことができるようになり、自分の考えや行動に自信を持てるようになります。

難しい話になってしまいましたが、嘘をつかないためにタスク管理をやっている、というのは、私にとってはこんな感じです。

そんなタスク管理を詳細に説明した本を書きました。よろしければご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!