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【徒然20241220】タスク管理に手間暇をかけることをいとわない姿勢の大事さ

こんなポストをしました。

ADHDの特性の一つに「即時報酬」への強い欲求があります。

目の前の楽しいことやすぐに成果が見える活動に引き寄せられやすく、計画や準備の段階にはじれったさを感じることが多いとされています。

ADHDのみならず一般的にも「タスク管理をするタスクが発生するのは本末転倒だ」という意見も耳にします。私は「それのどこが悪いのだろう?」と思います。

極論かもしれませんが、私は、タスク管理はアプリ製作の際のプログラミングのようなものだと考えています。

プログラミングなしにアプリは正常に動きません。タスク管理があるからこそ、迷いや混乱なく自分を動かすことができます。

とはいえ、あまりタスク管理に手間暇をかけすぎても、それはそれで良くないと思います。

タスクを「分解」し、「日付」や「担当者」を設定するだけで十分機能します。場合によってはタスクの書き出しだけで事足りることもあるでしょう。

いずれにしても、何らかの「準備」としてのタスク管理をすることが、不安なく自分を動かすためには、もはや必須と言っても過言ではないと思います。

私は「会社には仕事ではなくタスク管理をやりに行っている」と言っていました。これが腹落ちした途端、急に仕事が回り始めました。

タスク管理に手間暇をかけることをいとわない。この発想の転換は重要だったなと実感しています。

この問題は、私もひしひしと感じています。

ポストでは偉そうに「だから、タスク管理ツールを更新しよう」みたいなことを言っていますが、そんな私も、ツールの更新が面倒くさいと思ってタスクに手を付けてしまうことがあります。

ただ、そんなときは後追いでツールに入れています。そこは守っておかないと、自分自身とツールとの信頼関係が崩れてしまう気がするからです。

この、「タスク管理ツールとの信頼関係を構築する」というのは大事だと感じています。世界で最も有名なタスク管理メソッド「GTD(Getting Things Done)」では、「信頼のおけるツールに、全情報を預けよう」と言っています。

この、全情報を預けることによる安心感は、何にも代えがたい魅力です。

さきほど、「自分自身とツールとの信頼関係が崩れてしまう」のを避けたいから、後追いであってもツールを更新するようにしていると書きました。

たしかにそうなんですが、今の自分をツールの更新に駆り立てているのは、「ツールとの信頼関係が崩れてしまう不安」よりも、「ツールを更新して最新の状態にして安心が得られるという魅力」の方が勝っています。

タスク管理をすることに魅力を感じている、つまり「タスク管理をすることが楽しいから、タスク管理をやっている」という状態です。

「好き」は、ADHDの特性を凌駕すると思っています。そういう状態になるためにも、一定期間は、あえてタスク管理ツールの更新を自分に強いる必要があるのではないかと思うのです。

そのためのタスク管理手法を紹介した本、よろしければご覧ください。


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