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【徒然20241123】「興味ある」と「興味ない」仕事の間に「やれる」仕事を置く

こんなポストをしました。

私含むADHDの人の傾向の1つに、特定の興味や好きなことに対して高い集中力を示す「興味のかたより」があります。

私の場合、興味がある対象には、ADHDの多動性と相まって強力な行動力を発揮します。逆に、興味がない対象には行動を起こすことすら難しくなります。

「興味ある仕事に就こう!」とはよく言われますが、そんなに簡単にはいきません。興味ある仕事に就けたとしても、四六時中没頭できる業務ばかりとは限りません。

書くのが好きな人でも取材で出張に行けばキッチリ交通費精算をしなければいけないですし、営業が得意な人も正確に見積書や請求書を作る必要があります。そんなとき、なかなか取りかかれなかったり、ミスしがちです。

そんな業務にも「給料は我慢料だ」と耐えて、無理やり自分のお尻を叩かないといけないのでしょうか。

私は、「興味がある仕事」と「興味がない仕事」の間に、「そこそこ興味が持てる仕事」があると思っています。

「興味がない仕事」を「そこそこ興味が持てる仕事」にするためには、自分に「やれる」と思わせれば良いと考えています。

そこで、「やれる」と自分に思わせるために、私は以下①②③をしています。

①タスクが終わった状態を明確にする
②①に向けての手順を把握する
③②の最初の手順のみ意識する

これを通して、心から「やりたい!」と思えることでなくても、「やれる」と思うことができてある程度前向きになり、タスクを進められる実感が私にはあります。

それでも行動しづらいという人もいるかと思いますが、少なくとも興味の「ある/なし」だけでなく、「そこそこあるところまで持っていく」という第三の選択肢がある、と頭に置いていただければと思います。

この、「興味ある」「興味ない」仕事の間に「やれる」仕事があるという考え方ができるようになると、おそらく仕事の幅は広がります。

私の経験では、世の中の仕事の多くが、「それにいったい何の価値があるのだろう?」と思えて仕方がなかったのです。

極端な話、社員さんの名刺を作ったところで直接的に誰かが救われるわけではないですし、ISO認証取得の準備をしたからといって世界平和が訪れるわけではありません。

価値を感じる=興味ある仕事なら進んでするが、興味ない仕事にはまったく動きもしない。基本的に私はそんな感じなのです。

でも、興味がある/ないが仕事に対する姿勢に影響を与えていては、仕事がやりづらくてしょうがないはずです。なにより、周囲にも迷惑をかけてしまうことでしょう。

そこで、「興味ある仕事」と「興味ない仕事」の間に、「やれる(できる)仕事」を置くという考え方がおすすめです。

興味ないけど、この仕事は自分には「やれる」「できる」から、やってみようかな。そう考えられるようになれば、仕事に対する姿勢も変わってきます。

ここで問題なのは、「やれる」「できる」と思える状態に自分をもっていけるかです。ここで大事なのが2つ。「見通し」「スモールステップ」です。見通しをつけるには、「目的地を見定めて」「経路を知る」ことが必要になります。スモールステップは、経路を「あそこの角まで」「次の信号まで」と細かくしたようなものです。

それを具体的な仕事術に落とし込んだのが、上記ポストで紹介した①②③です。これをすることで、「興味のない仕事」が「やれる仕事」に変わり、やろうかなと思いやすくなるのです。

そんな「やれる仕事」化させるタスク管理術を本に書いて紹介しています。よろしければご覧ください。


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