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【徒然20241120】多動性を駆使して、「隠れサブタスク」を発見しよう!

こんなポストをしました。

ADHD特有の傾向の1つに「多動性」があります。注意散漫や混乱の元となるとして、どちらかというと弱みとされがちです。

しかし、やり方次第で、ADHDの別の傾向である「抜け漏れ」をカバーしてくれる強い味方になる、という話を。

以前は、仕事タスクを実行する際に、必ずと言っていいほど何かのステップの抜け漏れがあり慌てたりしていました。

今は、タスク管理を活用しこんな仕組みを作って「隠れサブタスク」を見つけることができています。

①タスクを書く
②ひとまず思いつくサブタスクを時系列に書く
③②をざっと確認する
④「これやらなきゃ!」と気づく
⑤④のサブタスクを②に追加する
(以後③~⑤を2,3回繰り返す)

興味深いのは、あくまで個人的な感覚ですが、上記①~⑤をする際、多動性の影響か「関連する記憶の活性化」が高まり、④で「隠れサブタスク」がバンバン出てくるのです。

私以上に脳内多動が強い人のタスク管理をお手伝いしていると、さらに顕著です。

ということで、まずはとっかかりとして以下をやっていただき、

・タスクを書き出して
・思いつくサブタスクに時系列に分解し
・ざっと確認

そうすると、おのずと多動性が発動し「隠れサブタスク」に気づきやすくなり、「抜け漏れ」をカバーする仕組みになります。

「多動性」は一般には混乱のもととされがちで、それを否定はしませんが、活用のしかたによっては自分を助けてくれる強みにもなると思っています。

これは、とある多動性の強い方のタスク管理コンサルをした際に思ったことに端を発しています。

タスクを書き出し、サブタスクへの分解をするときに、「あれもやらなきゃ」「これが抜けてる気がする」「あ~!これ忘れてた!」といったことが満載な感じだったので、そのあまりの思いつきっぷりに「ここまで連想が広がるなら、それを生かさない手はないな」と思った次第です。

自分自身はというと、そこまでではないものの、多動の傾向はあるなと感じています。色々な人や物、思考に引っ張られがちです。

でも、だからこそ多角的な視点が得られ、「こんなサブタスクあるかも」「こういうサブタスクを入れておこう」などと考えられる気がするのです。そして、そのプロセスが本当に自然に進行するので、「今、多動してます!」という感じではもはやなくなってしまいました。

いずれにしても、タスクがあって、それを完了させるための細かいサブタスクがあって、、、と実際に書き出してそれを目にすることで、より自分の想像する力が刺激され、多動性を発揮して隠れサブタスクを見つけることが容易になることと思います。

そんなのを可能にするタスク管理手法を紹介する本を書きました。よろしければご覧ください。


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