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【徒然20241222】自分の特性に合ったタスク分解
こんなポストをしました。
ADHDの人は、「実行機能の障害」という傾向があり、計画を立てて実行するプロセスが不得手になりがちだとされています。
— 小鳥遊@発達障害×タスク管理 (@nasiken) December 20, 2024
その解決としては、あらかじめタスクを細かく分解することが挙げられます。大きなタスクを分けることで、全体を把握しやすくし、取り組みやすくします。…
ADHDの人は、「実行機能の障害」という傾向があり、計画を立てて実行するプロセスが不得手になりがちだとされています。
その解決としては、あらかじめタスクを細かく分解することが挙げられます。大きなタスクを分けることで、全体を把握しやすくし、取り組みやすくします。
しかし、それでも仕事が思うように進まない時があります。タスクを分けたつもりでも、何となくうまく進められない、やる気が出ないと感じたりします。
私は記事を執筆する際、
①記事の発注情報をまとめる
②文章の構成を考える
を、一気にまとめてやるほうがスムーズに進みます。
①はあまり頭を使わずにできる「思考を伴わない作業」であり、②は頭をフル回転させる「思考を伴う作業」です。私にとって、②の方が「やっている感」があり、より興味が持てます。
私のADHDの特徴「興味の持てることにはモチベーションが強く湧きやすい」というのを生かし、単なる作業(①)を興味の持てる作業(②)と「抱き合わせ」にすることで、全体をひとつのまとまりとして捉えられるのでやる気が維持できている、と考えています。
タスク分解にも「自分に合ったやり方」があります。タスク分解そのものをカスタマイズして、自分に合う進め方を見つけることが大事だと感じています。
いわば、タスク分解の工夫の1つです。
子供が苦手なニンジンを好物のハンバーグのなかに刻んで入れ込む、みたいな考え方です。
タスクの分解に対する根強い誤解として、「誰でも分かるマニュアルのように、手順に分解しなければならない」というものがあります。私は、タスクの分解は個人的であって良いと考えます。その人が一番やりやすいような手順が正解なのです。ある1つの絶対的な正解があって、それを探り当てるのではありません。
その一環として、「興味のある手順(あるいは、展開上絶対に実行する手順)」と「興味のない手順」を抱き合わせるという、この方法は割と有効だと思っています。
外出帰りの経費精算なども、そんな感じで私はやっていました。
これは、特に興味の強弱が激しいという私のADHD特性にぴったりでした。興味が湧かないとモチベーションすら湧かないというものなので、とても助かりました。小ネタ的な部類に入りますが、割と使えるので、よろしければやってみてください。
そういった小ネタをすることも可能なタスク管理手法についての本を書きました。よろしければご覧ください。