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【徒然20241124】程よい即レスを生むアクセルとブレーキ

こんなポストをしました。

批判に強く苦痛を感じる「拒絶敏感不快症(RSD)」は、私含む多くのADHDの人が経験する症状とされています。

私は、逆にこのメンタリティがあるからこそできることがあると思っています。その1つが「即レス」です。

個人的な感覚ですが、メール着信などのアクションには、早くリアクションしないと良くない(=批判される)と考えます。RSDはその原動力になります。

とはいえ、メールやチャットなどの新着通知が来るたびに、まるで不意討ちを受けたかのように「早く返さなきゃ」とビクビクするのは精神衛生上よろしくないです。

即レスできるときはする、しなくてもいいときは(ビクビクせずに)即レスしないという調整ができるのがベストです。

そこでおすすめなのが、以下①②です。

①タスクを分解して時系列に並べる
②①のそれぞれに締切日を設定する

たとえば、「書類のチェックお願いします」と連絡がきたとします。仮に日程的に余裕があったとしても、①②をしていないと「うわっ!なんだ!すぐやらないと!」と、(私なら)焦ってしまいがちです。

対して、①②のタスク管理をしていると、想定内であり、時間的な余裕があることが分かっているので、「来たね。これは明日までに返せば間に合うな」と不要な即レスをせず冷静に対応できるようになります。

このように、「RSD」というアクセルと「タスク管理」というブレーキが、「程よい即レス」のスピードコントロールを可能にすることは、知っておいて損はないと思います。

批判に弱いというのは、本当に私の昔からのウィークポイントで、批判されないためにはどう行動すれば良いかというのが、私を動かす基本原則のうちの1つになっていたりします。

これは、私の心の弱さ、つまり「本来正常(批判にある程度強い)であるべきなのに、治すべき異常(批判に弱い)な状態」になってしまっていると思っていました。

以前、ADHDの診断がついたとき、どこか安心したところがありました。それに似た感じをこの「RSD」には感じ、「ああ、そういうタイプなんだな」と考えることができました。

ただ、物事には二面性ありまして、ただ単に「怒られたくない気持ちが強い」「怒られるんじゃないかといつもヒヤヒヤしている」というのは、ある種のアンテナの感度のよさでもあるかなと思います。

ただ、そのアンテナが強すぎると、まるで使い物にならなくなってしまいます。地雷探知機の性能が良すぎて、100キロ先の地雷にも反応するようになってしまっては、まったく意味がありません。

だからこそ、「これはまだ探知する必要がない地雷だからね」と教えてくれる役割が必要になるのです。このポストでは、その役割をタスク管理が果たしてくれるという建付けになっています。

即レスの話でいうと、「これは即レスして良し(自分の即レス欲求を解放)」「これは即レスしなくても、あるいはしない方が良し(自分の即レス欲求を制限)」という判断基準を、タスク管理によって「すぐにアクションした方が良いタスク」「着手や締切が先の日なのですぐにアクションしなくても良いタスク」に分ける、ということです。

つまるところ、優先順位付けの話になるのですが、私はまず締切日で判断してどんどん即レスしていく感じです。

そんな話をこちらの本でもしていますので、よろしければご覧ください。


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