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【徒然20241115】「タスクの名付け」は抽象的に物事を捉える練習になる
こんなポストをしました。
ASDの人がなりがちな「完璧主義」。白黒思考とも言われます。
— 小鳥遊@発達障害×タスク管理 (@nasiken) November 13, 2024
たとえば、他人の経験談を参考にしようとしても、細かい違いが気になって「自分には当てはまらない」と考えたり。
一説によると、一般的に70%合致すれば同じと判断できるところ、ASDの人は100%を求めるとのこと。…
ASDの人がなりがちな「完璧主義」。白黒思考とも言われます。
たとえば、他人の経験談を参考にしようとしても、細かい違いが気になって「自分には当てはまらない」と考えたり。
一説によると、一般的に70%合致すれば同じと判断できるところ、ASDの人は100%を求めるとのこと。
この事例、一般的には以下①②③のプロセスをたどることになります。
①他人の具体的な経験談を聞く
②エッセンスだけ取り出し抽象的に理解する
③自分の具体的な状況にあてはめる
ASDの傾向があると、不要な情報を捨てる「抽象化(②)」が苦手で、①から直接③に行こうとしてしまい、だから100%合致せず参考にならないのではないかと。
これ、仕事上でもトレーニングすることは可能です。
それは「タスクの名付け」です。
「タスクの名付け」は、依頼の言葉や、取り巻く状況などの膨大な情報の中から取捨選択し、「いつまでに」「誰に」「なにを」「どうする」という表現に落とし込む必要があり、「不要な情報を捨てる」トレーニングとしてかなり役立ちました。
会社員時代、年間約1000件タスクの名付けをしてきましたが、良い練習になりました。ついでと言ってはなんですが、仕事の整理もできて一石二鳥になるので、おすすめです。
この具体と抽象の行き来ができるようになると、思考力が一段レベルアップする気がします。私はどうしても具体にばかり気がいきがちで、抽象的な話になると、その会話に参加するのを諦めがちでした。
多分そこには「捨てられない」というのが原因としたあったように思います。情報の取捨選択がちょっと(いや、だいぶ?)苦手だったのです。
それを、「この項目に当てはまる情報だけ拾って、あとは捨てる」というフレームワークみたいなものがあると、おそらく抽象的な思考がやりやすくなるのではないかと思います。
そんなタスク管理手法を紹介した本を書きました。よろしければご覧ください。