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【徒然20240909】「自分を信じない」は大いなる自己肯定

私は、苦手を受け入れ、自分の特性をカバーする仕組みを作ったことで、結果的に仕事が回るようになりました。

「苦手を受け入れる」とひと口に言いましたが、これについて解像度を上げておきたいなと。結論、私は「自分を信じない」ことが、苦手を受け入れることにつながりました。

「自分を信じない」だなんてネガティブすぎる!そんな風に考えたら、ますます自信を失って前向きに仕事などに取り組めなくなるじゃないか!とお思いかもしれません。

いや、私にとっては、実は「自分を信じない」は大いなる自己肯定なのです。

「自分を信じない」をもっと深掘りすると、「もっとやれる」「もっとできる」と思いたい/思ってしまう自分を諦めることにつながります。物忘れしない自分になる、先送りしない自分になる、段取りよく進められる自分になる、そういった自分への願望や期待をなくすのです。

それは一見自己否定に見えますが、「自分は忘れっぽいんだ」「先送りしちゃうよね」「段取り、なかなかうまくいかないものだ」と、等身大の自分を認められるということでもあります。

これは、本当の自分を肯定しているのだと思います。むしろ、自分への願望や期待に踊らされて「もっとやれる」「もっとできる」と考えてしまっているときこそ、本当の自分を認めない自己否定の典型ではないでしょうか。

もっとも、「どんどん忘れてもいいよ」「先送り大歓迎!」などという職場はありません。等身大の自分の能力やスキルを過不足なく把握できたら、それらをどうカバーしていくのか、凹を補う対策をすることもセットで考える必要があります。

そうだとしても、まずは入り口は「自分を信じない」ところからです。自分への過度な願望や期待をなくし、本当の自分を肯定できるようになったらこっちのものです。そのときを境に、私はタスク管理という自身の特性への対策を編み出すことになり、その結果仕事が回り始めて自信が持てるようになりました。

「自分を信じない」は、大きな自己肯定につながります。加えて、適切な対策を打つことができれば、さらにどんどん自信がついてきます。ぜひ、「もっとやれる」「もっとできる」という自分への願望や期待を手放していただければと思います。


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