私から見た谷村さん。
自分がニュースを見ないせいか、時事情報は全て遅れがちである。
2日前に谷村新司さんが亡くなったということをやっと私は知った。
私は若い頃、彼の歌を好んで聴いていた。
30歳になっても聴いていた。
10曲くらいだけど…
ファンってほどのレベルじゃないから。
◎呪いが解けて異世界の歌と気づいた
だが、私は自分が呪詛にかかっていたことに気付いた瞬間、『拒絶反応』が起こった。
『母や父』を❝良きもの❞として歌う歌詞に『拒絶反応』が出た。
母の子守唄……?なんだそれ?
わかい日の父と母に包まれて過ぎた
柔らかな日々の暮らし…
……?何のこと?
私が暮らしていた世界には決して逆らってはならぬ暴君どもが君臨し、『逆らう気さえ起こさせないよう』私を洗脳し尽くしていた。
そこから醒めた瞬間、
子守唄ってなんだ?
母の背中で聴いたってなんだ?
父に教えてもらったってなんだ?
私はずっと『洗脳された頭』で異世界の歌を歌っていたのだ。
無い…
私には無い!!
(母や父を慕う歌。
これは堀内賢雄さんの曲など昭和歌謡全般にみられます)
そして、私の持ち歌として『チャンピオン』が残った。
違和感なく歌える曲がコレしかないのだ。
◎自然な睡眠がないから夢をみない人
最近、オジサンが歌う歌ばかり自分が歌っていることに気づき、若い頃『表情が似てる』と言われていた山口百恵さんの『いい日旅立ち』を練習してみたら。
最終的には『一部替え歌』になった(笑)。
そうだ、この曲って谷村さん作詞作曲だったね〜。
母、父についてのフレーズも事実に基づいた過去+「置き去りに」という歌詞に組み替えて歌っている。
最後のフレーズはこう歌うことにしている。
『子供の頃に失くした❝夢❞を道連れに』
私は夢をみない。
一年に数回しかみない。
起き抜けに夢を見ることがないからなのだろうけど、睡眠導入剤でむりやり電源を落としている私は滅多に夢を見ないのだ。
極たまに寝言が録音されるが、それでも通年で4〜5回である。
だから、ここで言う❝夢❞は自然な睡眠を指している。
◎谷村さんの本当の気持ちは知ることができないけれど、私は谷村さんの歌は好き
谷村さんは本当に母や父を❝良きもの❞と考えていたのだろうか?
本人は亡くなったし、芸能人だから『本当のところ』なんて分からない。
谷村さんは温かい家庭に育ったのだろうか?
世間が親を賛美するものを求めるから、自分の意志とは関係なくそう歌っていたのか。
逆に谷村さんが父母に恵まれず、「理想や願望として」歌っていたのか。
また、だとしたらその父母に恵まれなかったのも「芸能人としての演出」かも知れない…
たまにオモロイ発言もしていた気がするし…(うろ覚え)
疑ったらきりがないし、今どきスマホで調べればすぐ分かること。
だけど、私には調べる気はない。
ただ、親賛美の歌詞に『え?何それ』
2秒後の『気持ち悪っ』
1秒後の『え?私のがズレとるん?』
0.5秒後の『……ふぅ』
残念ながら、素直に「羨ましい」って思うことができない。
何というかもう『トライフォビュア(集合体恐怖症)』に近い。
おそらく、私の脳の作りははじめから『ソリスト』向きなのだろうな…と感じている今日この頃。
どちらかと言ったら❝仲良し家族❞を見ていると「グロテスクだな」と感じてしまう私には、キレイに『拒絶反応』が出るだけ。
去年か一昨年のnoteに仲良し家族をみても『あら素敵、あら羨ましいわぁ』と言える人になりたいと書いたけど…
当面は無理そう。
人には変化していくタイミングとかもあるしね。
谷村新司さんはたくさん素敵な曲を残していかれました。
私には不快な歌詞を取り除いても、素敵なメロディだと感じます。
多くの人が彼の歌に馴染みがあるのは、やっぱり彼の歌が素敵だからだよね。
◎いま、気づいた
谷村さん、プレアデス星団(昴)に還ったのかも知れない。
そう言えば、昴は歌おうとしたことがないから、私これから❝昴❞覚えよう。
そうだ、昴なら拒絶反応出なさそう😄
人の本当の気持ちなんか分からない。
だけど、そんなん当たり前だから。
『あ、なんか良いかも』
そう思ったら口ずさむだけ。
洗脳から解けて私はまだ3年。
だけど、谷村さんの曲を一部替え歌にしても歌うのは、『なんか良いかも』と思っているから。
別にそれでいいと思うんだよね。
谷村さんはそんな小っこいことで怒んないと思うし…。
谷村さん、プレアデスに着いたかな…。
今でも肉眼で見えるけど、寒さが増すに連れよく見えるプレアデス星団。
昴…か。
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