《マンガ》毒親サバイバル体験記-その4
《マンガ》毒親サバイバル体験記
◎家の見取り図
続きです。
※トラウマを抱えた方にはショックが強いかもしれません。
ご注意お願い致します。
こちらの作品を描き上げたときには、いまこの部屋(我が家)の内覧を済ませて、あとは内定とるだけ(おかしいだろ、逆じゃないの!?)でした。
『絶対、家を出る!逃げるぞ!』
と、なったらメチャクチャな馬力を発揮し強行突破で色々順番ぐちゃぐちゃにして……
なんとか家を脱出して生活できてるんですよね。
ホントに「みんな 行くよ!」と連れて“もぬけの殻”になりましたよ。
心理学の本や体験記などにインナーチャイルドって単語ちょくちょく見られるようになってきて、何度も何度もインナーチャイルドに会おうとしました。
私にもいるはず!
だけど、存在を感じ始めたのさえたった2年前で、なかなか涙を流せるレベルまでは行かなかったんですよね。
もともと絵を描くのが好きで、エッセイ漫画なんかはちょくちょく描いていたので、「いっちょ描いてみよっか?」とやってみたらアタリでした(笑)。
インナーチャイルド探しは「私の場合」思い出したくもない恐怖を見つめ直すことから必要でした。
見たくない過去の中に、置き去りにされた『おちび』が泣きもせず、ずっと待ってた…。
15歳位の頃の日記なんかも私はずっととってあったんです。
いつか、この現実に憤慨して泣いて怒ってくれる大人が現れるかもしれないから。
だけど、そんなの…もう死ぬつもりの少女だったという証じゃないか。
誰も庇ってくれない世界にいた証じゃないか。
数十年経って、憤慨して泣いて怒る大人が現れた。
それは私だった。
私はずっと庇ってくれる大人が欲しかったんだ。
そこに気づいて、「庇ってくれる大人が欲しい」という欲に自分自身が応えて、随分強気な行動に出たと思います。
よく見かける文章は「インナーチャイルドを見つけたら抱きしめてあげましょう」。
そりゃそうなんだけど。
いまの私は「おちび」を助けたんじゃない。助けられたと思っています。
いま、私が虐待死のニュースを見てもパニックになったり気絶したりしなくなったのは、私の立ち位置が『虐待を受ける子供』から『虐待を防ぎたい大人』に変わったからだと思います。
絵を描くのが得意だったので、私の「おちび」との出会いはこんな感じでした。