脳みそ見られたと思えばへっちゃらだ
※今回は、傷や手術痕の写真があります。手術内容の文章が平気な方だけお読みください🙏
「何がそんなに恐いの?」
「うーん、身バレってやつかな。多分、私、身近な人に自分が誰かバレて、あ~!あれあの人じゃん、こんな事書いてるし!って思われるのがイヤなのかも。」
「ふーん。。。それで?」
「だからー なんかさ、知られたくないじゃん、本当の自分って。何言われるか分からんし」
「まぁね。でもお前が何を書こうが、言う人は言うし、言わない人は言わない。そもそもお前はさ・・・」
「なに?」
「わたし、知らない人に脳みそ見られたんだ~!!って騒いでたやろ。頭の手術した後。もうそれ以上恐いもの、無いんじゃない?」
たっ・・・・・確かに!!!!!笑
そうだった。私、6年前のこの時に
左耳の横から頭頂部までをスーッとメスで切って
頭蓋骨に丸いカタチの切り込みを入れて
箱のフタみたいにパカーンって頭蓋骨開けて
脳をかきわけて血管を探って
探り当てた血管の破裂した部分に小さいクリップつけて、
その後また、頭蓋骨に蓋をして、ビスみたいなやつで3箇所止めて
頭皮を33針も縫ってもらったんだった・・・
リアルな表現してごめんなさい。
そして手術してくださった先生ありがとうございました。
ほんとそうだった。眠っている間に私の脳みそを誰かが見たって騒いだこと忘れてた。
目を覚ましてから自分がそんな大手術をしたと知って、おそるおそる夫に話したんです、私。
「ねぇ、自分でも自分の脳みそ見たことないのにさ、知らない人達に見られたんだよ・・・なんか恐いし・・・でもさ、それでも生きてる私ってすごくない?! っていうか、人間ってすごい!!」
脳内メーカーって流行ったことありましたよね。
もし、本当に人間の脳内があんな風に見えてたとしたら
お医者さんや助手の先生が私の脳内を覗き込んだ時、私の脳内にはなんて文字が見えたんだろう?
そんなことも想像しました。
そしてまた言いました。
「あーあ。せっかく脳みそ見てもらったんだったら、その時にネガティブな部分全部持っていってもらえば良かった 笑」
そしたら夫が言いました。
「あー でも先生、それと似たようなことは言ってたよ、脳の血管ってすごく細かくていっぱいあるから、手術部分にたどりつくまでに、多少傷ついてしまう血管もあるって。あと、くも膜下で1度損傷した血管は元には戻らないけど、他の血管がまた補ってくれたり強くなったりもするから、性格的に変化がある場合もあるんだって。だからそれをプラスにとらえて考えてみたら?
先生が手術の時に私のネガティブ持っていってくれたかもしれないって。」
なるほど~~~!!!
(お得意の妄想スタート)
先生が、私の脳内を開けてビックリした。
そこにはたくさんのネガティブな文字が・・・
苦、悩、恐、不安、疑、無理、チョコレート、眠、疲……………
あまりにもかわいそうだったので
「無理」という文字をこっそり取り出し
代わりに「チャンス」という文字を入れてから、傷口を閉じました。
めでたしめでたし。
どんだけ無理矢理に都合のいい妄想やねん!!(笑)
でも、その妄想、あながち嘘じゃないかも。
だって、私があの手術から目を覚ました後、看護師さん、同時期に入院していた患者さん、お見舞いに来てくれた友人
みんなから言われたもん
「あなたが助かったのって、ほんと奇跡だよ!神様からもう一度生きるチャンスをもらえたと思ってさ、これからやりたいことどんどん挑戦して、充実した人生送るんだよ」って。
私もそれを聞いて、心に決めたんだった。今度こそ自分の生きたいように生きるって!
それなのに何?
あれから6年たっても、まだ足踏みしていたんかーーい。
何年か前、電子書籍を書いたりもしたけど、あの時の自分はまだどこか本当の自分ではなかったし
今度こそ、今度こそはって
自分の経験をいかして周りの力になりたいなんて思いながらnote始めたのに、結局、身バレや親を気にして自分の書きたいこと書いてないなんて
それって結局、また大きな後悔をすることになるんじゃない??
本物の脳内見られたって、どうってことなく今生きてるじゃん!
だから、もう好きなように自分の脳内さらけ出せばいいじゃ〜ん。
パッカーン。
もう頭蓋骨をパッカーンするのは二度とごめんだけど(涙)
このやりとりで私の目の前がパッカーンしました。
私は文章を書くのが好きです。
書き出したら止まらないぐらいどんどん書きたいことがあふれてくる。
でも、それを止めているのって結局、周りの目を気にしている自分。
一番は、影響力の強い 両親から、言われること。
きっと、いろんなことを正論っぽく話して、私のしていることを止めようとするから。。。
でも、それを気にして書くことを絞ったら・・・私の本当に書きたいことが何も書けない^^;
私が伝えたい相手は、うわさ話したい人とか、面白半分の人、身近な人、親ではない。
私が伝えたい相手は、私のようにイジメにあったことがある人、心の病に苦しんでいる人、育った環境が原因で未だに心にモヤモヤしたものを抱えている人、大丈夫なようで、本当は大丈夫じゃない部分とあって、自分が生きる上でのヒントや変わるきっかけを探している人、人生について考えたりするのが好きな人・・・。
そういう人に伝えたくて書いているんだった。
というわけで、脳みそ見られた私だからこそ、相手にどう見られたいかじゃなくて
自分が何を伝えたいかを1番に考えて、自分にも、必要とする相手にも役立つ文章を書いていきたいと思います。
そしていつか、私の脳内が こんな平和な脳内になりますように……。
今日も読んでいただきありがとうございました。