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自分の過去を偽るならしっかり準備してから偽ろう
何度も言っていることで恐縮なのだけど、「昔自分は不良だった自慢」はすっごくウザい。
何度でも言うけど、この自慢をしてしまうと現在も頭の方はバッチリ不良品であることが露呈されてしまうし、「マジでバカは死ななきゃ治らないっぽいわ。死なねーかなこいつ」とも思うので、このタイプの自慢をしてもあまりメリットはないと思う。
でも自分が最も輝かしかった頃の自慢話しをしたい人の気持ちは痛い程わかる。
私も小学校くらいまでは割と人生が順調だったので、できることなら初対面で会う人たちには全員漏れなく「私が小学生時代にどれだけ活躍していたか」を小一時間は話したい。
ドッチボールが得意だった私。
小学生の男の子がドッチボールが得意だと、かなり有意義な学園生活を送れることは多くの人が知っていると思う。
男子なら「足が超早いイケメン」、女子なら「クラス中の男子にリコーダーを舐められるマドンナ」に匹敵する優越感を得られる。
学校のインフルエンザは、このマドンナの笛を通じて全員に感染しているので学級閉鎖を防ぎたい場合はまず「マドンナの笛確保」というミッションを先生たち全員に流布した方がいい。
こんな感じで「笛とインフルの関係性」などを上手に挟みながら、自分の栄光時代を多くの人に披露したいのだけど、不良品扱いされることが怖いので歯を食いしばってなんとか堪える毎日。
しかし私が歯茎から血を流して堪えていることも知らずに、しれっとした顔で更にもっと悪意のある自慢をする奴がこの世の中には存在する。
奴らは嘘をつく。
それも正月の餅をつくぐらいに簡単にね。
そして何度も何度も嘘をつき、更に嘘を重ね、こねては重ね、こねては重ね、結果的に美味しいお餅が出来上がる。
最終的には相手の胃袋の中に入り、自分の嘘を飲み込ませるという大技をかますツワモノをいるけど、大抵の奴らは餅作りが下手くそすぎて喉を通らないし、詰まらせて相手を窒息死させたりもする。
「お前はそんなにモテねーだろ」とか「テメーにそんな度胸がねーだろ」と思ってしまうような餅の作り方。
臼でも買って出直してこい。
もちろん私だって嘘をつく(餅だけにモチろん嘘と臼をつく)
正確には「話しを盛る」と言えるかもしれない。
例えば、「今日はなんかいけそうな気がするぅ〜〜」的な女性と運良くイチャイチャすることができて、お互いの身体を超ナメック星人しあっている最中に急に「なんか違う。やっぱりやめる」と相手から言われても、それは自分の戦歴に「1」プラスするくらい話しの盛り方は有りだと思ってる。
それは例え己の己が小さくなっても、話し的には大きくでても良いと思っている。
チャレンジ精神は認めて行きたい。
でもホントの悪党どもは「2人で酒を飲んだ」とか「なんか俺への好意を仄めかしてきた」くらいの事で、自分の戦歴に「1」をプラスするような虚言を吐く。
更に「超」のつく悪党クラスになると、まったくの無の状態から、タイのムエタイ戦士くらいの戦歴を誇示してくる猛者すらいる。
想像力を豊かすぎてこっちの脳が追いつかない。
ムエタイ王者の話しになると一回では収まらない量になるので、次回にまとめ書こうと思う。
「奴らは簡単には倒れない」とだけは言っておきたい。