見出し画像

配信舞台いろいろ

こんにちは。みどりと申します。
ほぼ日の学校のライングループでは「みどりきみどり」の名前でたまに情報流させていただいてます。
皆様の文章に触発されて、私も書いてみようかなという気持ちが少し出てきまして。拙い文章ですがよかったら読んでやってください。

さて、今年は、演劇、ライブ・イベント関係がみーんな中止になってしまい、寂しい年になってしまいましたね。
ただそんな中でも、いろんな方たちが配信という形でエンタメを届けてくださいました。

楽しみにしていた舞台が中止になったことが、思った以上に堪えてたらしく、春から夏にかけては、結構手当たり次第にいろいろ見てました。
今、どんだけ見たんだろーとチケットぴあのサイト見てみたら、ぴあだけで10本超えてました(笑)
すっかりプラチナ会員です。
(まぁ、配信だと、安いしね…。アーカイブでもう一回見られたりするし。一枚買えば家族も一緒に見られるしさ…。)

面白いもんで、配信という形が慣れてくると、その中でも新しい形のモノが出来てきたりして、これはこれで楽しい発見がたくさんありました。
今回はその中で印象に残ったものをいくつか書いてみようかと思います。
あ、古典関係ない内容になるような気がします。シェイクスピアとか出てこないです。すみません。


・「12人の優しい日本人」を読む会

三谷幸喜の作品、12人の優しい日本人を、リモートで繋いだ役者勢が一発勝負の読み合わせ!

配信物の中ではかなり早い段階でやってくれたものだと思います。
とりあえずやってみよう、の姿勢、ありがたかったです。久しぶりの演劇のライブ感。
「どんなにぐだぐだになっても、最後まで続ける」を目標にやってたらしいですが、ほとんどミスなく、皆様駆け抜けてくれました!!
リモートだから、間の取り方とかも難しいだろうに、役者の方って凄いですねぇ。
読み合わせなのに、飲み物を頼んでみんなにまわすシーンとかも、ちゃんとドリンク用意してうまいことやってくれたりもしてました。

作品自体が会議室で延々と喋る会話劇なので、zoomでの表示形態とすごい相性が良かったと思います。
出たがりの三谷幸喜もちょろっと出演。場をかき乱して役者を惑わし、してやったり顔でさっさと退散(笑)

学校の方達、数人とLINEでお喋りしながら同時視聴してました。楽しかったな。


・根本宗子「もっとも大いなる愛へ」

稽古は完全リモート、俳優同士が対面するのは劇場入りの日、つまり初日の前夜。

完全無観客、本多劇場より生配信。
毎公演、本編終演後、翌日に向けた稽古、演出家と俳優のフィードバックの時間もそのまま生配信。
どのように、作品を練り上げていくのか、その制作過程も配信してくれる。

作品としての完成度が変わっていくので、チケットの値段が変わります。
初日は3200円、途中で3500円に上がり、千秋楽は4000円、という値段設定。
お、なんか面白そうな試み。

この配信自体が始まってしばらくしてから存在を知ったので、私が買ったのは千秋楽。
個人的にはすんごい面白かったんですが、同時に、あー!!初日も見たかった!!と後悔しました。
千秋楽は、もう次がないので、終わった後のトークは楽日を迎えた感想とかになってしまったので…。
(これはこれで、ほのぼのしてて楽しかったのですが。)
どこの部分がどんな風に変わって千秋楽の芝居になったのか、変化も楽しみたかったなぁ。
これは何がすごいってカメラマンさんのカメラワークがすさまじかった!!
カメラ1台、多分役者と一緒に舞台の上に乗って撮影されてました。場面転換もほぼ暗転無し。
流れるようなカメラワーク。職人芸。。
(このカメラマンさん、アフタートークで本番中、お腹が鳴る音が入ると台無しになるので、お腹いっぱい食べてから本番に臨んでたと言ってて笑いました)

・岩井秀人「いきなり本読み!」

集まった俳優たちが、お客さんの前でそれまで読んだこともない台本を与えられ、いきなり読み合わせ。

俳優には演目を事前に知らせず、当日ステージ上で台本を渡し、その場で岩井さんが演出、進行していくという企画。
この企画、コロナ渦での諸々と大変相性が良いらしく、結構頻繁にその後もやっていたようです。
前もって練習いらない、役者のスケジュールは一日だけ抑えればよし、当日もディスタンス保って座った状態で台本読めばいいだけ。
確かに、中止になるリスクも少なそう。

これも、面白そうだなぁと思っていたんですが、なかなか実際には買ってない状況でした。
初めて見たのは第4回。参加者は水川あさみ、片桐はいり、山内圭哉の3人。
想像以上にずっと笑いっぱなしの2時間でした。
この日の設定は、場末のキャバクラが舞台で、お客さんやキャバクラ嬢同士のやり取り。
とりあえず、適当に配役を決めて、役者に任せて読んでみます。
途中で止めて、演出家の岩井さんが、もっとこんな感じで読んでみて、と指示が入り、もう一回やってみる。

岩井さんの指示が面白くて、
キャバ嬢役の人に「ここは、もっとぶりっ子な感じで。身長135㎝のつもりでやってくれ」だの、
初老の男性客役の人に「もっとこう、、なんていうかな。歯が全然無いお爺さんのつもりでやってみてくれ」だの言うわけです。
役者も役者で、「あぁ、はいはい。」って感じですぐ対応するんですよ。
ちなみに歯がないお爺さんをやったのは水川あさみで、舌っ足らずな感じを出すために、下の歯を舐めながらセリフをしゃべるとそれっぽくなる、と早々に発見しておりました。
試行錯誤する姿もめちゃめちゃ面白い。

時にはさっきと配役を変えて同じシーンを読んでみたりして。
片桐はいりは男女問わずどの役やってもすべてそれっぽくハマるし、山内圭哉はどの役やってもなぜか笑える。笑わすつもりのない脚本なのに、お客さんがどっかんどっかん笑う。
あぁ、楽しい。

これ、チケット1200円だったんですよ。超安いな!?

ちなみに12月25日に、国際フォーラムで、第5回やるんです。
松たか子、神木隆之介、大倉孝二、後藤剛範。
絶対配信見ようと思ってたんですが、なんか今回、配信は無いらしいというのを最近知りまして、とてもショックを受けております。
配信急遽決定!とかならないかなぁ。見たいよぉ。


…さて、ずいぶん長々と書いてしまいました。


最後に今でも見られる、おすすめ配信作品をご紹介して、終わりにしようかと思います。
半分布教活動です(笑)。年末年始のお休み中にもしよかったらいかがでしょうか。
見た方、感想ラインに流してくれると嬉しいな。

・劇団新感線
 私が追っかけてる劇団です。もー大好き!
 12月25日からNetflixとAmazonプライムで過去作品の配信がスタートするらしくて興奮してます。
 とりあえず、題名とキャストだけご紹介。

 Netflix(月額料金のみ)
 ・蛮幽鬼 上川隆也、堺雅人、稲森いずみ、早乙女太一
 ・髑髏城の七人(2011) 小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、仲里依紗

 Amazonプライム(1作品500円)
 ・五右衛門ロック 古田新太、松雪泰子、森山未來、江口洋介、北大路欣也
 ・薔薇とサムライ~五右衛門ロックⅡ 古田新太、天海祐希、神田沙也加、浦井健司
 ・ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ 古田新太、三浦春馬、蒼井優
 ・蜉蝣峠 古田新太、堤真一、高岡早紀
 ・シレンとラギ 藤原竜也、永作博美、高橋克実、古田新太
 ・蒼の乱 天海祐希、松山ケンイチ、早乙女太一、平幹二郎
 ・髑髏城の七人(2011) 小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、仲里依紗

 迷った方は、髑髏城の七人か五右衛門ロックシリーズ
(特に薔薇とサムライが好きです!シリーズものだけどこの作品だけでも大丈夫!)をぜひどうぞ!
 

・小林賢太郎
 お笑いのラーメンズの片桐仁(もじゃもじゃ)じゃない方です(笑)
 こちらも結構ソロ作品見に行ってました。先日、パフォーマーから引退と聞いてショック中であります。。
 お笑いオンバト世代の方達、結構いるんじゃないですか?? 千葉滋賀佐賀!!
 ラーメンズの作品はすでにたくさんyoutubeにあがってるのですが、引退に伴って(?)小林賢太郎プロデュース  演劇作品も公開されました。
 独特な世界なので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、もしよろしければ。

さて、とりあえず、こんなところでおしまいにしたいと思います。

長くなってしまいました。ほんとに古典じゃなかったな(笑)
趣旨に合ってなかったらすみません…。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
来年には生のお芝居も、気兼ねなくみんなで楽しめる日が来ることを願って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?