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SunoAIで作るワンランク上の生成AI音楽!タグ構造と具体例
今回は、楽曲の構成を効率的に整えるための「タグ構造」をはじめ、感情表現を豊かにするための「パフォーマンスタグ」、さらには歌詞制作の具体例や、AI音楽制作の応用アイデアについても触れていきます。
SunoAIだけでなく、Udioでも使えると思われますので、ぜひ参考にしてみてください!
そもそもメタタグって何?
まずは基本から説明します。
「メタタグ」とは、楽曲制作や歌詞作成において、特定のセクションやスタイルを定義するための目印です。
これを使うことで、楽曲の構成が明確になり、AIがその意図を正確に理解しやすくなります。
例えば、Verse(ヴァース)やChorus(コーラス)といったメタタグを歌詞の前に付け加えるだけで、「ここはこういう部分なんだ」とAIが認識してくれるわけです。
また、タグは単なる構造だけでなく、楽曲の雰囲気や感情をも表現できる便利なツールでもあります。
特にSunoやUdioを活用している人たちにとっては、メタタグの使い方を知ることで、制作スピードが飛躍的に向上すること間違いありません!
この記事では、そのタグの種類と使い方を具体的に解説していきます。
タグ構造一覧:楽曲の流れを完璧に整理しよう
まずは、基本となるタグ構造を確認しましょう。
このセクションを読めば、楽曲全体の骨組みを作るために必要な要素がすべて揃います。タグを正しく使えば、楽曲が一層プロフェッショナルな仕上がりになりますよ!
基本構造タグ
[Intro]
曲の冒頭部分、イントロダクションに使用します。
楽器の演奏や雰囲気づくりにぴったり。[Verse]
歌詞部分で、[verse2]、[verse3]なども使用します。
物語やテーマを進行させる役割を持ちます。[Chorus]
サビ。
楽曲の中で繰り返されるメインテーマやキャッチーな部分に使います。[Pre-Chorus]
コーラスに入る直前の盛り上がりを導くセクション。[Bridge]
楽曲の途中で挿入される転調や雰囲気の変化を示すセクション。[Outro]
曲の締めくくりに使用。しっかり終わりを感じさせる部分です。
応用構造タグ
[Instrumental]
ボーカルなしの楽器演奏部分。[Build-up]
徐々に緊張感や強度を高めるセクション。[Drop]
主に電子音楽で使われる、最高潮の瞬間を示すタグ。[Solo]
楽器のソロパートで、ギターやピアノソロなどに使用。
これらのタグを組み合わせて使うことで、楽曲の流れをスムーズにし、クオリティを高めることができます。
パフォーマンスに関するタグ:感情を表現しよう
次に紹介するのは、楽曲の「表現力」を高めるためのパフォーマンスタグです。
歌詞やメロディーだけでは伝えきれない感情を、このタグを使って補足できます。
おすすめのパフォーマンスタグ
[Powerful]
力強いボーカルを表現する際に使います。[Passionate]
深く感情豊かな歌唱スタイルを示すタグ。[Climax]
曲の中で最も盛り上がる部分に使い、リスナーの心を揺さぶるポイントです。[Soaring]
高音域で劇的な効果を演出したいときに。[Emphatic]
特定の歌詞やフレーズを強調する際に便利です。
例えば、[Chorus: Passionate, Climax]というように複数のタグを併用することで、感情のニュアンスを細かく指定できます。
歌詞の具体例:AIへの入力例も公開!
ここでは、実際にタグを使った歌詞の具体例をご紹介します。この例を参考に、自分の楽曲制作に応用してみてください。
[Lead In - Electric guitar and drums]
[Intro]
[Verse]
深い夜の中で、君を探している。
夢の中でさえ、答えを求め続ける。
[Pre-Chorus]
もう一度だけ、その声を聞かせて。
君の言葉が僕を強くする。
[Chorus]
光の中で踊り続けよう、君と共に。
全てを忘れて、今この瞬間を感じたい。
[Bridge]
時が止まるような、静けさの中で。
ただ君の微笑みが、全てを照らす。
[Outro]
繰り返されるメロディーと共に、終わりを迎える。
君への思いは、永遠に消えない。
[Outro]
[coda]
このようにタグを活用することで、歌詞にしっかりとした構成が生まれます。
また、歌詞の意味合いや感情も伝わりやすくなるので、リスナーにとって心に残る楽曲が作れます。
ただし、楽曲生成はガシャポン的な要素がありますので、タグ内容が反映されていなかったり、思っていた内容とは若干違う可能性はありますので、何度も試してみる必要はあります。
タグをさらに活用するために応用
Sunoのガイドラインやコミュニティには、以下のようなジャンルや楽器特化型のタグも存在します。
[Pop]
ポップス全般に使用。[Hip hop]
ヒップホップ。[Piano]
ピアノを中心とした楽曲。[Rock]
ロックテイストの楽曲に。[J-pop]
日本のポップスに特化。
これらのタグを使えば、ジャンルを明確に指定しつつ、より具体的な楽曲制作が可能になります。
これは、タグと言うよりスタイルで指示するほうが良いかも知れませんが、楽曲の途中で曲調を変化させるのに使用できる・・・かもしれません。
いろんなサイトに載っていないタグでも、独自に試してみることで新しい可能性が開けることがあります。
その他気になるタグ
下記のタグも役に立つと思いますので、利用してみてはいかがでしょうか。
メロディに色付けするタグ
[hook]
キャッチーなフレーズ[break]
休止/ブレイク[interlude]
間奏[refrain]
繰り返されるリフ[outro]
楽曲の締め[coda]
楽曲の完結[solo]
楽器ソロ演奏のセクション[drop]
強めのピーク[fade-out]
フェードアウト[counterpoint]
いろんなメロディーを織り交ぜる[modulation]
途中でキーを変える(転調)
パフォーマンスの追加タグ
[forte]
強めの音量、フォルテ[belting]
パワフルでエモーショナル
まとめ:AI楽曲制作の新たな可能性を広げよう!
今回ご紹介したタグを使えば、SunoやUdioなどの音楽制作AIをさらに効果的に活用できます。
タグを使いこなすことで、楽曲の構成や感情表現が格段に向上し、よりプロフェッショナルな作品を作ることができるでしょう。
いろんなことをトライ・アンド・エラーしながら良い楽曲が生まれてくることをお祈りいたします。
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