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【ランニング:レース】ボストン②(2023/4/17)
レース当日朝は滞在ホテルがランナー向けにチャーターしてくれたバスが時間通りに来ない!、というバタバタからスタート。私含めたランナー連中がホテルロビーでザワザワしている中、バスを待ちきれない連中は各自でUber/Lyftの配車サービスでオフィシャルバス乗り場まで出発。私は時間ギリギリまで待つことにし、結局は30分遅れ位でチャーターバスに乗り込み、ちょうど定刻にオフィシャルバス乗り場に到着。
私はWave1での出走でしたので、急いで荷物を預け、行列に並んでバス(映画等で良く見る黄色のスクールバスw)でスタート地点である山の上のHopkintonに向かいました。
あいにく当日は肌寒い小雨の天候。薄めの捨て服と100円ショップで買った雨カッパのみ持参したので、山頂での待ち時間は少々肌寒むかったです。これは反省点。
あと、スタート前のトイレもかなり混雑してました。男性の中には木立の中で立って、、、という人も多かったです。この後、いくつかの大規模レースを経験する事で、トイレ戦略は色々と学びました。海外メジャーレースはネットタイムが基本なので、少々後ろのブロックからの出走でも良ければ(ただし、出走は基本持ちタイム順なので周囲のランナーのペースは遅くなりがちですが)、出すもの出してスッキリしてから、という選択肢もアリです。
以前もコメントしていますが、ボストン・マラソンのコースは基本下り基調。特にスタート直後の下り坂はちょっと驚く位の下りに見えました。小雨のせいで路面が濡れていたこともあり、スリップが怖くて最初の5kmは想定していたスピードを出せませんでした。
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基本的に沿道の応援は多いのですが、街中以外は山の中みたいな場所も含め、声援が少ない箇所もありました。(私にとっての)前半の山場はコース中間地点のウェルズリー大学生の声援でした。女子大生が列になってランナーに全力で声援を送ってくれます。ここでの不用意なペースアップ&ハイタッチがレース後半に大きく響いたことは、この時点では知るよしも無く。。。
後半の山場は25~35kmで断続的に続くHeartbreak Hill(心臓破りの坂)です。
ここまでは基本下り基調だったので、30km前後での断続的な登りは本当にフィジカル&メンタルに響きました。「行ける!、行ける!」と涙目で呟きながら自分を鼓舞し続けました。「ここでHeartbreak Hill終了!」の看板を見た時の嬉しさは格別でしたw
25km地点でカフェイン入り白モルテンを注入していたのですが、どこまで効果があったかは不明。正に、フルマラソンは30-35kmからが正念場、という攻めがいのあるコースです。
ここまではサブ3ペースで来ていたのですが、当時のデータを改めてみると登り箇所のペースはキロ4分20秒台まで落ちてました。ハーフ地点でのはしゃぎ過ぎとHeartbreak Hillでのペースダウンとペースの乱れが響き、その後の下りでは予定していた再加速が出来ずに最終的にサブ3を逃す結果に。
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とは言え、タイムとは関係なく、最後のカーブを曲がってゴールが見えた瞬間の感動と歓声は最高です!
私がゴールし、荷物をピックアップした直後に土砂降りに!
まだ走っているランナー達には申し訳ないですが、近くにいたランナー達と「俺たちはラッキーだったね」と会話しました。
ゴール後は、滞在ホテルがチャールズ川を超えた先だったので、寒さに凍えながら数キロ歩いてなんとかホテルに到着。ゴール後のホテルへの導線の重要さもこの時に学びました。
ホテルでは、スタッフの皆さんが完走ランナーを拍手で迎えて、バナナやプロテイン・バーのサービス。これは有難かったです。
ホテルに向かう途中も、ホテルから空港までの道のりも、完走メダルを首にかけているとすれ違う人の多くが「Congrats!」、「Well done!」とか声をかけてくれます。アメリカの良い文化です。
次回はロンドン・マラソン編。