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【ランニング:その他】NYRR 9+1 プログラム

以前ご紹介したNYRR(New York Road Runners)の「9+1プログラム」のご紹介です。

これは、1年間に「9つのNYRRレースを完走+1回のレース・ボランティア参加」で翌年のNYCマラソンの出走権が確約される、という良くできたシステムです。

NYCマラソンの確定出走権には別途「Time Qualifier」があり、これは性別・年代別で設定されたフルもしくはハーフ・マラソンのタイムを上回れば、NYCマラソン他、翌年のNYRR主催メジャー・レースに出走できる、と言うもの。

9+1プログラムの良い点は「ランナー=速い」ではなく、タイムの速い遅いに関係なく、努力(≒時間とお金)すれば誰でもNYCマラソンに参加できるという点です。これはランニング人口/裾野の拡大に大いに貢献していると思います。

また、「1回のレース・ボランティア参加」を課している点もシステムとして良くできていると思います。私も何度かレース・ボランティア(給水所、及びコース誘導他)に参加しましたが、裏方を経験する事でランナーの気持ちが分かりますし、逆にランナーとして参加してる際にはボランティアの方々への感謝の気持ちをより強く抱くようになりました。

給水所でのボランティアに参加した際には、コップ内の水分の量(特に高速ランナーには1/3くらいが飲みやすい?)を考えたり、レース中に給水所でコップをランナーに手渡す際に「Thank you!」と言われて嬉しかった事を今でも覚えています。

今では、レース中に給水所でコップを手渡ししてくれるボランティアの方々には、どんなに自分がしんどくても、しっかり目を合わせて「Thank you!」と言えるようになってます。これはとても良いカルチャーですね。

ランナー人口&人気上昇のためか、特に今年はNYRRのレースやボランティア枠は小規模レースでも申込殺到で即日完売もしばしば起きてます。NYRRの会員にはランクがあり、お金を多く払って有料かつ上位の会員になるとこれらレースやボランティアへの先行申込が可能です。

NYRRはここでも上手い集金システムを導入してますねー(NYRRは非営利団体なので米国での確定申告時にこの会員費は税額控除になるはず)。

下記の様に9+1プログラム以外でもNYRRにおける確定出走権プログラムは存在します。
なお、私は幸い年代別Time Qualifieで来年のメインレース出走権は確保済なので、今年は「+1」のボランティア参加をスキップしちゃいました。
来年はちゃんと参加しようかな。

9+1プログラム他

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