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【ゲームレビュー】Vampyr【アクションRPG】

日本語化MODを使用してプレイ。

『ライフ イズ ストレンジ』を手がけたスタジオ『DONTNOD Entertainment』が贈るアクションRPG。
ある日、主人公の『ジョナサン・リード』は何者かによって吸血鬼にされてしまう。彼は血の渇きに抗い、自らの呪縛を解く為にロンドン中を奔走し、この『病』の発生源を探すのだった。

----------------------【良い点】----------------------

魅力的なキャラクターと物語

吸血鬼になった主人公の葛藤と血への渇き、それらをゲームのシステムに落とし込み、プレイヤーに血を吸うのかどうかを選択させるのは流石は『ライフイズストレンジ』のスタジオといったところだろうか。

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超常的な存在である吸血鬼を一種の疫病と結び付けている点も面白かった。それらを軸とした引き込まれる物語はプレイヤーを最後まで魅了してくれるだろう。また、今作の舞台となる、流行病のせいで荒廃したロンドンも物語を引き立てるのに一役かっている。

----------------------【悪い点】----------------------

ファストトラベル不可

ファストトラベルを行う事ができず、徒歩で移動する事しかできない。ゲーム序盤はともかく、終盤になるとマップの反対側へ歩いていき、クエストをこなすのは恐ろしく面倒だ。

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正直、苦痛以外の何物でもない。何故、制作陣がファストトラベルを導入しなかったのか理解に苦しむ

戦闘

戦闘に関しては悪い点が多すぎて指摘するとキリがないので気になった点をいくつか。敵の種類が少なく、更に攻撃方法も少ないので序盤以降はマンネリ気味になる。

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また、敵の攻撃で理不尽なものが多い。例えば敵の掴み攻撃は避けづらく、可笑しな挙動でプレイヤーに飛び掛かってくるうえに、攻撃中はこちらの攻撃(特殊な技は除く)でひるんでくれない。

経験値

◆ こちらは完全に悪い点と言うわけではないが、今作では経験値を入手する為に戦闘、ストーリーの進行、会話、抱擁(NPCの血を吸う)という方法があるのだが、他の手段と比べて戦闘で入手できる経験値が極端に低い
具体的には序盤から終盤まで敵一体を撃破で5XPしか入手できず、終盤では戦闘する意味がほぼない

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これが必ずしも悪い点ではない理由としては、NPCを抱擁すると大量のXP(500~6000XP程)を入手できるのだが、抱擁したNPCは死んでしまい、二度と復活しないからだ。
NPCの血を吸うという行為に重要性を与えていて、物語的にもプレイヤー的にも簡単な道を選ぶか、険しい道を行くのかというジレンマを与えている。

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-----------------------【総評】----------------------

正直、プレイはかなりの苦痛が伴うので、オススメし難い。制作側がこのタイプの作品になれていないからなのか、悪い点が目立つ。

物語が良いだけに残念だ。続編が作られるのならば、上記の点を改善してくれる事を強く願っている。もしくは完全に物語主導の作品、今は亡き『TellTale』シリーズの様にしてしまうのもありなように感じた。


プレイ動画をアップしているので、気になった方はこちらを参考までにどうぞ。


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