【ゲームレビュー】ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー【メトロイドヴァニア】

2020年3月13日 00:33

アーリーアクセス時点のエリアクリア済み。アップデート後に追記予定。

『東方ルナナイト』の『Team Ladybug』が贈る、『ロードス島戦記』の横スクロール探索型アクション。突然見知らぬ場所で目を覚ました主人公『ディードリット』、ここが何処なのか、答えを求め、おもむろに歩き出すのであった。

----------------------【良い点】----------------------

◆ 過去作から引き続き、丁寧なドット絵の書き込みとキャラクターの細かい仕草や動きが魅力的。流石は『東方ルナナイト』の制作陣といったところだろうか。

◆ レベル、装備、アイテム、MP消費によるスキル等々、インスパイア元である『悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲』の基本に忠実な作りになっている。探索する事で入手できるスキルの仕様はどちらかといえば『ルナナイト』のモノに似ているだろうか。

装備品は『近接攻撃用の武器一種（剣や槍等）』と『遠距離用の武器一種（弓）』が装備可能。武器毎に攻撃力と連射速度（攻撃速度）が異なる。遠距離武器はパズルの攻略や仕掛けを作動させる為に使用する場合もある。

各種装備品は敵を撃破でドロップするか、店で購入可能。また、装備品は装備する事でしっかりと外見が反映される。

◆ 主人公は精霊の力を切り替えることで、様々な恩恵を得ることができる。本レビュー執筆時点では使用可能な精霊は二種類あり、使用中は滑空する事ができる『風の精霊』、特定のオブジェクトを爆破可能な『炎の精霊』が使用できる。

使用中の精霊に対応した属性の攻撃を無力化する事も可能で、それを応用して進む場所もある。
弾幕系で稀に見かける能力といえば分かり易いだろうか。メトロイドヴァニア系であれば『Outland』で似たような能力が存在している。

◆ 現在はアーリーアクセス中の為『30～50分』程でクリア可能。
ただ、『Team Ladybug』の作品はクオリティが高いが、完成後もボリュームは少なめなモノが多いので購入を検討されている方はそちらを留意して欲しい。

◆ 敵が武器や道具等のアイテムをドロップするのだが、『モンスター図鑑』の様な機能が現状では無く、どの敵が何をドロップするのか分かり難い。

こちらはアップデートで対応されそうな機能なので、今後に期待したい。

◆ 本作は間違いなく良作ではあるが、特徴的な要素はほぼなく、現状では良く出来た『月下の夜想曲』クローンの域を出ない。無個性と言い換えても良いだろう。

ストーリーも良い意味で薄いので『ロードス島戦記』シリーズを知らない方でも楽しめるようになっている。ボリュームは少なめだが、良く出来た良作。完成後であればプレイして損をする事は無いだろう。

ただ、辛口評価になるかもしれないが、上記したように個性の無い作品とも取れる本作は、メトロイドヴァニア系で他にプレイしたい作品があれば、あえてオススメする程ではない。

プレイ動画をアップしているので、気になった方はこちらを参考までにどうぞ。

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