Home。たまたま出会った曲とその先
あ、行ったことはないんですけど。
🎵
おはようございます。
毎週日曜日にお送りする『にちようびの音。』。
今回ご紹介したい曲は、ガブリエル・アプリン(Gabrielle Aplin) の「Home」 です。
いい曲ですよね。
アコースティック・ギターでそっと弾き語り、カントリーミュージックの気風があって、聴きやすく日曜の朝によく合うかと思います。おすすめです。
さて。
それはそれとして、皆さんにお尋ねします。
とある曲をなんとなく小耳にはさみ、
「あ、なんかコレいいな」
と思ったのに、曲名も歌手もわからない。
そんな時、あなたはどうしますか。
🎵🎵
私の場合、とりあえずその曲のことを知ろうとします。
いつか聴いた曲。
どこかで耳にした曲。
印象に残って、また聴きたいと思える曲。
ありますよね。
そして今なら、数多くの音楽再生のプラットフォームがありますから、曲名さえわかれば聴く方法は色々あります。
だからこそ、
「好きな曲かも」
と思った瞬間、その曲の情報を得たい。
が、その肝心の曲名が……わからない!
誰が歌っているのかも、情報がない!
もう一度聴きたいと思うのに、手がかりは頭の中のメロディだけ。
そんな経験、ありませんか。
私は山ほどあります。
……山ほど!
この「Home」は、私にとってそういう曲のひとつだったわけです。
🎵🎵🎵
私は知らなかったのですが、ガブリエル・アプリンは来日したこともあるとかで、日本のWikipediaも記載がそこそこ充実していますね。
今では歌手も曲名も知り、オフィシャルのMVのありかも把握できました。
こうしてみなさんにご紹介できる程度には、この「Home」の解像度を上げることができています。
しかし、最初はとてもそうとは言えませんでした。
なにしろ、気に入ったとはいえ、なんとなく小耳にはさんだ曲、です。
曲名も歌手の情報もない。
耳に流れ込んでいた英語らしい歌詞だけが頼りでは、この動画に辿り着くことは困難でした。
たとえば、こういう時に私は、インターネット上で関係ありそうなワードを並べて検索をかけることがあります。
「I’ve been a daughter lyrics」とか入れてみるのですよ。
曲名がわからなくても日本語で歌われているものであれば、歌詞を反芻してそれを入力してみる方法があります。
私はしばしばそれをやって、日本語の歌詞ならこれでも結構アタリが出るのですが、今回は英語で歌われていたのでそれもはかどらない。
しかも上記のフレーズは I’ve と been の間の always が抜けているのでアタリは出ません。
それで窮してしまい、しばらくこの曲の正体を探ることから離れていました。
それからある程度時間が経ち、なにげなくもう一度調べようと思い、そして最近この動画に辿り着くことができたのです。
🎵🎵🎵🎵
私は1日1回はYoutubeを開くので、そのたびにおすすめ動画が流れてきます。
そこで知り、好きになる曲も多いのですが、そこでおすすめされる曲は視聴履歴や傾向に基づいた偏りが出ます。
さらに、あくまでYoutubeのおすすめであって、偶然的に出会えた曲にもなかなかつながりません。
以前、「曲も本も、“たまたま”出会いたい。」という記事を書きました。
どんな曲や本であっても、自分が“たまたま”居合わせた結果知ってしまったコンテンツというのは、おすすめされて入ったものよりもずっと印象深い記憶として自分に結ばれる、みたいな話です。
なので、今回のようにたまたま出会った曲を好いなと思ってしまったとき、それをもっと具体的に知りたくなってしまうんですよね。
……少し長くなってしまいました。
私がこの「Home」をはじめて聴いたのは、2年前くらいだったと思います。
では、この曲をどのようにして名前も歌手も知らない状況で知りえたのか。
そしてそれをどのように探し、今回の動画まで辿り着いたのか。
それを次回お話しします。
あと、冒頭の“コロラド”という部分も、次回あわせて語ります。
ヒントがあるとしたら、
「きっかけってイロイロだな」
「インターネットってすごいなァ」
「行動してみるもんだなァ」
といった感じです。
ともあれ。
にちようびの朝に、アコギと透き通った歌声に聴き入る。
瞬く間に秋が過ぎゆく中で、カントリーの気風を感じつつ。
それではみなさま、よい一日を。
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