Home_2。出会えた曲名。

鼓膜にやんわり触れてくる川のせせらぎ。
コロラドはいいよねぇ。

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おはようございます。
ななくさつゆりです。

毎週日曜日の朝にお送りする、聴きながらのショートエッセイ、『にちようびの音。』のお時間です。

今回も、前回にひきつづき、ガブリエル・アプリン(Gabrielle Aplin) の「Home」 にまつわる話をします。

私が、曲名も歌手名も知らない状態で曲を聴き、気に入ったはいいものの探しようがないという状態から今に至るまでの話です。

曲の正体は、思いもよらないところからもたらされたのでした。



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私がこの「Home」を聴いたのは、とあるゲームのプレイ中のことです。
しかも割と最近。
2年前とか、そのくらい最近だったかと記憶しています。

それは、フランスのゲームスタジオ DONTNOD Entertainment が開発したビデオゲーム『Life is strange : True Colors』。
現代のアメリカ、コロラド州の田舎町を舞台にしたアドベンチャーゲームです。

Life is strange は数々のアワードを受賞している人気シリーズですが、日本での知名度はそこまで高くありません。
私もスクウェア・エニックスがリリースしたローカライズ版のPVを視聴して、プレイしようと思ったのがきっかけです。

ゲームの序盤、主人公がこの町を訪れたときに流れるBGMが『Home』だったというわけです。

このシーンの演出が、田舎町の穏やかな雰囲気に加え、主人公がはるばる新天地までやってきたという心境をも感じさせてくれるものでしたので、本記事の冒頭は「コロラドはいいよねぇ」となりました。

上記の動画で実際に該当のシーンを御覧いただけますので、どうぞ。



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で、この曲を私はとても気に入るのです。
そう、気に入ったのですよ。とても。

だからいつでも聴けるようにしたいのですが、肝心の曲名も歌手も、わからない。
ゲームをクリアしたらエンドクレジットに曲名くらい載るかな?
でも、私は今すぐ聴きたいわけです。

それで、インターネット上で検索をかけてみるのですが、Googleでゲームタイトルと挿入歌を検索しても、それらしい曲はヒットしません。

さて、どうしたものかなァ、とコーヒー片手に悩む私は、結局このシーンを延々何時間も流しつづけて曲を聴くという力技でしばらく聴いていたのでした。

子どもの頃、クロノ・トリガーのBGMを実機から延々垂れ流していたころから何も変わってませんね。



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さて、解答編です。
自力で曲名を探しても判明せず、煮えきらないでいた私は、とうとうSNSにプレイ動画をアップしてフォロワーの皆さん方に教えを乞います。

「この曲知ってる?」

わらにもすがる思いです。
そもそも、Life is strangeをプレイしている方がどのくらいいらっしゃるか。
知ってる方がいらっしゃるのかと。

ですが、さすがのSNS。
まさかの海外フォロワーから救いの手がさしのべられます。

「この歌だと思う」

とてもクールなフレーズです。
そしてクールなゲーマーRyan・Rは、DMにガブリエルアプリン「Home」のURLを添え、丁寧に歌手名と曲名を記してメッセージを送ってくれたのでした。



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このときの私の感動といえば、なかなかのものでしたね!
シビれるメッセージです。

ちなみに、教えてくれた相互フォロワーとのつながりは、昔オンラインで一度スマブラを対戦したという一点だけでした。

たった一度別のゲームで遊んだだけの方から、ふいに「この曲じゃない?」と教えてもらい、それがピタリと符合する。

ありがたいことです。
知己の恩というほかありません。

以上が、『Home』との出会いと、なんとなくいいなァで止まらずに調べようと思った先でのことでした。

私のささやかな思い出であり、インターネットのおもしろさをあらためて実感した大変興味深い体験です。
小さなことでも行動をつづけていれば、どこからか反応が返ってくるものなんですねぇ。



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最近、海外の音楽の話がつづきますね。
そろそろ日本国内のミュージックや劇伴とかの話もしたい。

記事の最後に、「Home」の曲名と動画のURLを私に教えてくれた Ryan・Rにあらためて感謝の意を表します。

それではみなさま、よい一日を。

最後までお読みいただきありがとうございます。 今後も皆さまの読書体験に貢献できるよう活動を続けてまいります。