クロノ・トリガーのエピローグ。ゲーム音楽はファンメイドアレンジも好き。

動画の概要欄を見ると、このひとは本当にクロノ・トリガーが好きなんだなァって思えます。

わかりますよ。
クロノ・トリガーは私も大好きですから。



🎵

みなさん、おはようございます。
毎週日曜の朝にお送りする『にちようびの音。』です。
私の好きな曲を、あなたへの手紙のように綴るショートエッセイ。

ところで、今回紹介している動画の投稿日をごらんください。
“2012年”。
なんと今から10年以上前です。
Youtubeで10年以上前の投稿となると、かなり昔な気がしますね。

そして私はこの動画(曲)を10年以上前に知ってからずっと、フェイバリットの曲に位置付け、繰り返し聴いています。



🎵🎵

私が『にちようびの音。』で紹介したいと思っている音楽は、ジャンルでいえばおおまかにピアノ曲、クラシック、劇伴や合唱曲、最近のMVにポップソングなどさまざまで、特に枠として限定してはいません。

ですが、一応自分の中で「こういう感じかな~」というものはあります。
「なるべく晴れやかなのがいい」とか、「激しすぎないものがいい」とか、「聴くカロリーが高すぎないものがいい」とかですね。

そして、このジャンルは入れたい〜と思っているもののうち、まだ紹介していない2つの要素を包含するのが、本動画。

ビデオゲームを通じて生み出されたミュージック。
偶像化されたゲームに追随するファンたちの情熱的なクリエイティブ。
「ゲーム音楽」と「ファンメイドアレンジ」ですね。



🎵🎵🎵

ゲーム音楽とは、一般にビデオゲーム(ファミコンやPS5、スマホゲーム等)内で再生される楽曲のことです。
ここでは「ゲームで聴く曲」くらいの粒度で構いません。

ファンメイド(fan made)は和製英語感があって、英語圏だと「fan labor」や「fan works」と言ったフレーズをよく見かけますね。
いったん、ファンメイドアレンジの定義は「ファンが好きな曲をアレンジして演奏すること」とします。
ゲーム音楽の界隈ではよく見られる創作活動で、Youtubeだとその手の動画は膨大です。

つまりこの動画は、「とあるゲームを愛するファンが、好きなBGMをアレンジして勢いで発信した曲」ということになります。

概要欄のテキストでもまさにそんな印象。

創作物にそういう情熱が見えるからこそ、つい好感も抱いてしまいます。
だから私は、ゲーム音楽だけでなく、そのファンメイドアレンジも好きですね。

もちろん、著作権的な絡みであえなく削除されることも少なくない界隈です。
そこはあらかじめご承知おきを。



🎵🎵🎵🎵

今回紹介するのは、ゲーム『クロノ・トリガー』で流れる音楽『エピローグ ~親しき仲間へ~』。
……を、ファンが情熱的にアレンジした一曲。

私はそれを10年以上前にたまたま発見し、好きになり、今も聴いているというわけです。

物語の最後、ゲームシナリオに沿っていえば、“星の夢の終わりに”仲間たちとお別れをするときの曲。

そのシーンが脳裏に焼き付いてしまったファンが、たまらなくなって二次創作に走り、曲をアレンジし、歌詞をつけ、歌い、映像をあわせ……その作業を一人でやってのけたのですね。

原曲(公式が提供するゲーム音楽の通称)に歌詞はありません。
動機は「クロノ・トリガーが好きだから」です。

ゲーム音楽とファンメイドの面白いかけ算。
視聴してみてください。
私は好きだな。

次回、ちょっとゲーム音楽のことを話します。

いいなと思ったら応援しよう!

ななくさつゆり
最後までお読みいただきありがとうございます。 今後も皆さまの読書体験に貢献できるよう活動を続けてまいります。 いただいたチップは創作の活動費に充てさせていただきます。 何卒ご検討をお願い申し上げます。