【レビュー・検証 】水性サーフェーサー瓶入
結論:ラッカー派は不要
最初に、『ラッカーによる塗装がメインの方にとっては、ラッカー系サフから乗り換えてまで使うものでは無い』という結果です。
それでも特性が気になった方はどうぞご一読ください。
下記の項目についての検証結果の報告です。
検証は実践的に、項目によっては複数回行った結果の報告となりますが画像が用意できませんでした。予めご了承ください。
使用感、隠蔽力、食い付きの確認
重ね塗りの検証(ラッカーを上塗りできるか?)
サフ剥がしは可能か?(マジックリン漬けにする)
色付き(黒)サーフェーサーにして使ってみる
使用感、隠蔽力、食い付きについて
サフとしての使用感はラッカーサフとほぼ同等と感じます。
見た目、質感はラッカーよりもきめ細かく半ツヤな仕上がりになる傾向があります。
隠蔽力や吹き付ける面への乗りは水性ホビーカラーよりも優秀です。
希釈率や乾燥時間は当然水性ホビーカラー準拠となります。
食い付きも遜色無いと思います。テスト方法が「つまようじや私の爪で擦ってみて」というレベルのものではありますが同じブラスプーンに吹いたラッカーと同等です。
重ね塗りについて
ラッカー溶剤で塗装面は溶けます。
しかし、エアブラシ塗装ではラッカーでもよほど溶剤でシャバシャバなものをビチャビチャに吹かなければその乾燥の早さからそれほどダメージなく色を乗せることは可能で乾燥後も問題ありませんでした。(あくまで検証の範囲での見解です。私も通常はやりません。)
この点は同じ水性ホビーカラーよりも塗装面の強さ(侵されにくさ)を感じました。
サフ剥がしは可能か?
マジックリン漬けにすると溶かし落とすことが可能です。
プラを侵さないので漬け込んで放置しても安全です。
色付き(黒)サーフェーサーにして使ってみる
黒サフがリリースされてるのでそちらを使いましょう。
私は隠蔽力、発色、質感ともに一発で気に入りました。
以上の検証(実践?)を持ちまして、私は水性ホビーカラー同様、サーフェイサーもエアブラシで吹くことを前提に水性の瓶タイプに切り替えましました。(水性オンリーでいくというわけではありません。)
現時点での私にとってのサフ吹きの目的が表面処理の確認であることから黒サフと同時に500番がリリースされたこともありがたいです。
需要は少ないと思うが可能性はある?
サフを吹くということは本来のディティールを甘くしてしまうというデメリットがあります。ですのでプラ地を侵さず気軽に溶かして落とせるというのは使いどころがあるかもしれません?
また、水性サフのうえにラッカー吹いてマジックリン漬けにしたらどうなるか?を追加検証します。
追加検証結果
水性サフを捨てサフとして作業進めていても本サフでラッカー使えばマジックリンにも侵されない目止め効果を得ることが出来るということか?
今のところサーフェーサーについては表面処理の細かいキズ埋めと確認の為の視認性以上のことを求めないので、とりあえずレビュー&検証はここまでとし、使用していく上で発覚したことがありましたら都度取り上げていきたいと思います。
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