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【妄想】MSカラーリング&マーキング[1]

ファーストガンダムのリメイク劇場版の公開が2022年6月と発表されました。私は所謂ファーストガンダムのストーリー自体に思い入れは無いけれど、ガンプラシーンが盛り上がるよう、ヒットすれば良いなと思っています。

とりあえずMSの描かれ方は気になりますのでPVは見たのですがガンダムにホワイベース所属を示すマークや形式番号などのマーキングが描かれていたことには驚きました。CGだからこそでしょうかね。

というわけで、当記事の本題、ガンプラにおける塗装表現とデカールワークの礎となるモビルスーツのカラーリングおよびマーキングについての私的考察&妄想の備忘録です。

ジオン機のカラーリングについて

一年戦争中、つまりMSが兵器として戦争に投入され運用され始めた最初期を想定し劇中での扱いを鑑みるとMSパイロットの士官級はパーソナルカラーが本人の希望により概ね認められていたように思えます。
MS36機を指揮する中隊長クラスを対象としたとしてもその権利があった機体はかなり少なく見ても120機以上はあったでしょう。
また、黒い三連星のように小隊単位でオリジナルカラーに塗装されたMSを運用されていた例もあり、ジオン軍では正式採用された元の配色を変えることは、少なくとも連邦が鹵獲したザクを含めMS運用を開始するまではかなり寛容だったと推測できます。

連邦軍が鹵獲したザクを用いて、ジオン兵になりすましジオン基地を攻撃したストーリーの映像作品もありますが、友軍であることを識別することに難があったというのは何かの冗談であろうと思いますが、少なくとも現代の技術で想定できる通信方法などが通用しない世界観では目視でハッキリと判断できることは重要なファクターだったと思わざるを得ません。

この後にマーキングの話となりますが、MSのカラーリングは相応の戦果を挙げたパイロットには階級に関わらず一種の褒賞と戦意向上の目的も兼ねてかなり自由なデザインが許されていたと推測します。しかしその権利を得たとしても目立つカラーにしたくなかった部隊(パイロット)も多かったのではないでしょうか。

マーキングの種類

MSが兵器であるがゆえ機体に施されるマーキングは下記のように分類できると思います。

  1. 国(軍)籍マーク:文字やマーク

  2. 部隊章(マーク):イラストやアイコン、エンブレム

  3. 部隊(機体)ナンバー:主に数字やアルファベットの組み合わせ。所属軍、配備部隊内において機体を識別するための製造番号やID的なもの

  4. 階級章:マークや線の組み合わせなど

  5. 個人章(パーソナルマーク):絵、イラスト

  6. コーションマーク:注意書き

上記の1~3については、私は個人的に宇宙世紀のMSを兵器として運用していることを表すものとしてミリタリー的なコンセプトでガンプラを制作する際は必須としています。パイロットの設定がある場合は4と5も検討する感じですね。

コーションマークについて

『コーションマーク』と呼ばれるいわゆる「CAUTION」や「WARNING」などなどの注意書き系デカールについてですが、MS運用の黎明期である一年戦争時~戦後処理期はともかく、遅くとも0087年以降は機体に直接注意書きを施す必要はなくなってると思う今日この頃です。
MS開発全般にAE社がほぼ関わるようになり、エンジニアやメカニックの育成と同時にマニュアル化も急速に進んだと思われます。
現代でいうIOT化のような技術もあいまってタブレットのような外部端末で非接触で部品状態を確認できたり部品換装の為の制御も可能になってるのではと妄想してしまいます。

  • UC0087年以降量産型MSの文字系コーションマークは無し。

  • 赤文字も無し。

  • テスト機やオンリーワン機もコーションマークは無し。

というようなことを思いつつ、注意書きの代わりにバーコードやQRコードのようなマーク、またコンソールやコネクタを表すようなマークのデザインデカールが欲しいです。
文字デカールも廃れては欲しくないですが、文字自体はハッキリと識別できなくても良いですね。
また、ラインマーキングには描く意味の可能性は感じていますが、RG系のキットに付属するシールにあるような変にデザインされた飾りマーキングはダサいと思っています。


時代も所属も運用も関係なく似た意匠で描かれているこいつら(↑)。
私からすると、TVバラエティ番組で外国の方が意味も知らずに四字熟語の刺青を入れているのを見たのと同様の残念感を覚えてしまうのです。

私はマーキングを考えるとき、それがどんな人がどんなのことを思いながら、どんな風にMSに描いているかを考えています。RGの例などはそれが想像できない故の違和感なのだと思います。
もっとも、見る側としての想像力はできる限りフル回転させて拝見しているつもりです。

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