ちひろってどんな人
こんにちは。
『「残すこと」を残しながら考える学生たち」のメンバーのちひろです。
現在、大学4回生で経済学部に所属し、統計学を用いた検証をゼミで行っています。人口転出という地方特有の課題について研究を進めています。
趣味はサウナです。
特に、スチームサウナという湿度の高いサウナが好きです。悩んだり、一息つきたい時にリフレッシュできるのでよく行っています。社会人になっても続けていきたいです。
~残すこととは~
私は広島で18年間過ごしてきました。その中の経験で、広島土砂災害があります。2014、2018年に二度豪雨が私の住む地区を襲い、人的被害、建物等被害を出しました。
その時から6年が経ちました。地元に戻ると日常の中に防災を意識することなく生活しています。土木工事や家の建て替えが進み、元の生活に戻っているように感じます。
土砂災害を残していくために、復興交流館のモンドラゴンの活動が昨年まで続き、昨年には広島市豪雨災害伝承館が建てられました。
広島から離れ、外と内から広島を見るようになり、気になることができました。災害を残していくためにできることは伝承館や資料館のような資料を展示することだけなのかと。
その思いを持ちながら、被爆体験伝承制度を知った際、伝承者の方々は「語り」で直接体験者の方の人生や思いを残しているように感じました。そして、平和を願い、活動する被爆体験伝承者の皆様とお話をさせていただく機会もありました。そこから改めて、被爆体験伝承について知っていく中で、新たな疑問も生まれてきました。
直接体験者の方から思いを受け継いだ被爆体験伝承者の想いは誰が受け継いでいくのか。このことを思った時、私たちの活動が必要なのではないかと思いました。もしかすると、制度が改定され、伝承者から新たな伝承者へ受け継がれるのかもしれません。また、AIの活用によって補われていくのかもしれません。
しかし、時間が経つにつれ、被爆体験伝承者の方も思いを伝えられなくなることも考えられます。被爆された方の高齢化が問題とされると同時に被爆体験伝承者の方の高齢化も進んでいるように思います。いざ、被爆体験伝承者の方の想いを知りたいと思っても、被爆された方同様の問題が考えられます。
私は、この活動を通して、残すということが資料を残すことに留まらず、被爆体験伝承者の方の想い、その時々に感じたこと、考えたことも含めて残していきたいと考えています。
よろしくお願いします!!