日々是紅茶㉟「バナナケーキとセイロンティー」という日
バナナがこの季節すぐ黒くなる・・・
冷凍してアイスにするのも良いけど、簡単なケーキにするのもいいね!
とりあえず調理すればもつからね!
と検索して、「Chef JA Cooks」というサイトのJuri Austinさんの「バター&卵を使わないバナナケーキを参照して、焼いてみた。
しかしながら材料が我が家にないものが多く、下記で代用。
優秀なラギ粉とスリランカ食材
メープルシロップ⇒キトゥルパニ(スリランカのクジャクヤシの花蜜)
小麦粉⇒クラッカン粉(シコクビエ粉)と米粉
太白ごま油⇒スリランカの有機ココナツオイル
水分量や甘さを調整し、セイロンシナモン等も加えて。
結果的にスリランカびいきなケーキになって、私は勝手に満足。
「キトゥルパニ」については、想い出があるのでまた別の時に話したい。
スモーキーであっさりとしていて、とっても美味しい花蜜。
作るのに手間もかかり、決してスリランカでも安価ではない。
けれど、アイスクリームや水牛のヨーグルトにかけて食べるのがスリランカ人も大好きな味。
採算度外視の贅沢使いで、これぞお家だから作れる素朴且つぜいたくおやつ(笑)
バナナに合うセイロンティーは・・・
私の個人的な好みで言えば、バナナには比較的「サバラガムワ」を合わせることが多い。
特にアレンジティーを作る時。
「サバラガムワ」は、スリランカの中でも南部の中~低地に広がるサバラガムワ州一帯の茶産地。
ストレート用には大きめのリーフタイプを選ぶと、南部の紅茶らしい深い赤褐色の水色で、色の印象に反して渋みは穏やかで、むしろ甘い香りと香ばしさがくせになる。
焼き菓子やフルーツと上手になじませる不思議な力があると個人的には思う。
ミルクティー用にはCTC(シーティーシー)タイプがミルクに負けないコクも香ばしさもありつつも、優しい雰囲気のミルクティーになるので、ストロングタイプのミルクティーだと胃に重たくなる時は、他の産地のものよりも私はサバラガムワCTCでミルク多めに淹れるのが好き。
どちらの「サバラガムワ」もバナナの香りと合うのだよね。
そう、バナナケーキに「サバラガムワ」は合わないはずはない。
特に甘さ控えめなおやつには、優しいサバラガムワが伴走してくれる。
しっかり甘めのおやつには濃いめにしてコーヒー風に。
バナナの発酵しているような独特の香りとサバラガムワの香ばしさがリンクしているのかも。
ちなみに柑橘系と合わせる時のサバラガムワのパフォーマンスについては以前も書いたのでよかったら参考までに。
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