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わたしが紅茶教室を始めた理由①

私は、今年の初めから「セイロンティーを主軸とした紅茶教室」を開いています。

どうして紅茶なのか?

どうしてセイロンティーなのか?

普通に紅茶教室を検索して見つけてくださった方は、私が突然セイロンティーについてオタクのように語りだしたらびっくりして引いてしまいますよね(^^;

なので、今日は私が紅茶教室を始めた理由やセイロンティーに魅かれた理由についてお話ししたいと思います。

まず、どうして紅茶教室?結論から言えば、主に3つあります。

①紅茶の魅力を感じて、選択肢を広げて欲しいから

②日々に寄り添うお茶としての紅茶の良さを皆とシェアしたいから

③紅茶の魅力を広めることで、紅茶生産者さんを応援していきたいから

なぜ、紅茶の中でもセイロンティーなのか?は、美味しさはもちろんのこと、そこにもいくつか理由があります。

今日は①の理由についてお話してみます。

先ずは、紅茶の魅力を感じて、選択肢を広げて欲しいから

「私はコーヒー党だから」「私は紅茶派」

そんな風に分けてしまうのはもったいないけれど、現実には体質に合う合わない、好き嫌いはあるかと思います。

コーヒーに関しては、「OO焙煎所の~のような特徴を持つ△△コーヒーを使用しています」とか、豆や器具にこだわるお店は多く、普通のカフェでも一定レベルの美味しいコーヒーが提供されていて、多くの日本人にとってコーヒーは本当に日常に寄り添っていて、且つ情熱を注ぐ飲み物なんだなあと関心してしまいます。

私は、どちらかと言えば紅茶の方が好きですが、コーヒーも時には飲みたくなります。コーヒー屋さんへ出向き、自分の為にコーヒーを淹れてもらえる時間や工程の音、温度湿度、香りを楽しみ、丁寧に供された一杯を楽しむ時間は素敵ですよね^^

コーヒーを否定する気はないし、コーヒーVS紅茶(その他のお茶)とする必要も全くないのですが、やはりコーヒーと比べてしまうと、紅茶の扱い方や楽しみ方が日本ではもったいない現状があるな~と思ってしまうのです。

特に10~20代の年齢層の人には、ここ数年紅茶ブームが来たりしていて、ずいぶんと紅茶好き仲間が増えたように思い、うれしさと心強さも感じています。

けれど、実際に紅茶専門店以外の普通のカフェなどのお店で、紅茶を注文すると正直がっかりしてしまうことも。。(色んな好みがありますので、正解はないのですが)

コーヒーにも産地や品種ごとの特徴がありそれに合わせた焙煎方法や挽き方があり、それぞれの自由度が高いのと同じように、紅茶にも産地や季節ごとに、または製法の違いによって、驚くほど味や香りの違いが生まれるし、淹れ方も微妙に変わってきます。
そこが面白いし、自由度があって実験意欲を掻き立てます(笑)。コーヒーほど強い香りはないけれど、飲み進めていくとその繊細な紅茶液の中に、たくましい植物の生命力と人間の手しごとが織り成す奥深い味を感じることができます。

紅茶は「ケーキやお菓子の甘さや喉越しを助けるはたらき」だけではなく、もう少し丁寧に淹れたらもっと引き立つし、単体でも日常に寄り添える。日本人になじみのある緑茶や麦茶、ほうじ茶のようにもなれる。そういった可能性が広がっているんじゃないかなと感じています。

せっかくご縁あって手元にやってきた茶葉の可能性を生かして、気軽に、でもちょっぴり丁寧に淹れられる人が増えたらいいなと思っています。

私は、大切に育てられ製茶され、はるばるやってきた紅茶葉たちが愛おしいしリスペクトしています。お茶の向こう側にいる方々にも。

だからこそ、簡単手軽ばかりに走らずに、ひと手間を惜しまずに美味しい紅茶を淹れる時間をみなさんにも楽しんでいただけたらと思ってレッスンをしています。

もちろん、時と場合にもよりますし、人それぞれライフスタイルの変化にも応じて手軽に楽しめることも紅茶を堅苦しいものにしないためには大切なことかなと思います。

ちなみにティーバッグの発明が、世界的に紅茶を普及させるのに多大な貢献をしたことは明らかです。そして、時代の流れによって素材や形も変化し、現代では風味を損ねずに環境に配慮した素材への移行だったり、お湯を注ぐと、まるで金魚が泳ぐような形状のティーバッグが登場したり、別の楽しみ方も出てきています。そして、ティーバッグで淹れても美味しい紅茶製品の開発研究も業界の中では盛んです。実際に私もティーバッグも楽しむこともあります。紅茶の国イギリスでも、現代人はほとんどティーバッグだとも。

「自由度」が高い。私は、この言葉が大好きです(笑)

まさに、紅茶は自由度が高く、種類や状況によって色んな楽しみ方を私たちに提案してくれます。だから私はこんなに好きなのかもしれません。

でももし、あなたがなんとなく淹れて「こんなものかな・・・?」となっていたなら、もったいない。

もっとその紅茶、コーヒーをおうちでドリップするときのように大切に淹れてみたら、意外な香りや旨みが引き出されて、よりあなたの一日をより良くしてくれるかもしれませんよ^^

次回は②、③の理由へと続きます。






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