季節と私と自律神経と
今日になってようやく寒くなってきた。家を出ると空気がひんやりしていることに驚く。今の家は断熱が優れているから、外に出るまで季節の変化に気づけない。
さて、実はわたくしひどく体が弱い。幼少期は月のうち3日は学校を休む子だった。特に季節の変化にめっぽう弱く、よく高熱を出していた。
20代に入ってからは、季節が変わる直前に体調を崩すという謎体質になってしまった。「あいつが病欠から戻ってくると季節が変わる」と人に言われるくらい結構敏感に反応していたし、残念ながらその症状は今も続いている。
横になって目を閉じていないと辛いくらいの倦怠感から始まり、そのうち体が体温調節をうまくできなくなって、ベッドから起き上がれなくなる。ただ残念ながら熱はない。熱がないから病院に行っても診察にならない。この状態が長くて2週間くらい続く。
寝ていても症状は回復しない。発症当初は2~3日ベッドに横になったことがあったが、全然回復しなかった。
仕方がないから、休日であればベッドで過ごすことにし、平日はできる限り普段と同じ生活を送るようにしている。そうするとおよそ2週間くらいで体が季節になじみ始める。
こんな生活をずっと続けている。
頻度で言うと大体1か月のうち2週間はこんな状態だ。
まぁただ、端から見ればかなり怪しい症状で、両親でさへついこの頃までは信じてくれなかった。
辛いといえばつらいが、死を意識するまではないから私はこの厄介な体質とともに生きている。体調もつらいのだが、ほかの人に理解してもらえないのもなかなかつらい。
ただ最近、1つうれしいことがあった。同僚がかけてくれた言葉だ。「週末から一気に寒くなるようです。○○さんの体には負担が大きいかもしれません。」
私のようなへんてこな症状で悩んでいる人はそんなにいないかもしれないが、もしかしたらいるかもしれない。もし周りで季節変化に弱い人がいたら、この文章を少しだけ思い出してもらえると嬉しい。
そして、天候の変化をそっと教えてくれると大変ありがたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?