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古川本舗についてひとりごと

古川本舗ってあったかいけどちくちく刺してくるような魅力があるよね。

寄り添う音楽っていうより言い聞かせてくる音楽。

懺悔とか後悔とか、お前も知ってるだろ?って突き詰めてくる。

その中にある諦めきれない希望とか、手放しきれない過去とかに縋って全く今が見れない。
そんな真っ暗でおぼつかない現状での、必死の願いがすごく痛いところを突いてくる。

煌びやかなサウンドと詩的な言い回しに惚れ惚れしてたらいつの間にかじわじわと刺されていく。

元気な時に聞いたら癒されるな、素敵だな、で終わるけどしんどい時に聞いたら涙が出てくる。自分の体調を図るのにわかりやすいので良い。




古川本舗との出会いはめありーcoverのドアーズ。
たしか13歳の時に聴いて、うわ~~きれいな曲だ~~~と思った覚えがある。

「そして日々を抜ける風になろう 花に嵐の例えだって?」

「君が目を閉じて眠る日を 花を嵐で散らして飾ろう そこに残るのは恋だろうか?」

これめっちゃ綺麗じゃないですか??

君の日々を彩る風になりたいのに、花に嵐だなんて言われて、ああ自分は君にとって邪魔な存在なんだなって。
それでも君が眠ってしまった日は君(=花)を思って祈ってみせるよ、みたいな。そして君がいなくなっても自分は恋をし続けるのだろうか?と。

文章力無くてうまく伝えられないのが悔しい。
なんかいい歌詞だってことは伝えられてるといいな。



私の特に好きな曲はこのドアーズと、もう一曲がバンドワゴン。

この曲は古川本舗にしてはわりと前向きな歌だと思う。
悲観的な視点ではあるんだけど、ネガティブなりに着地点は希望になってる気がする。

毎年晴れた春の日に聴きたくなる。
歌詞の節々で、「鮮やかに今日は晴れた」「木々も青く」「芽吹く花」と生命の情景が歌われているからかな。
そんな柔らかくも生き生きとした空気の中で、未来のことをぼんやりと、でも確かに見据えている。

「僕らも夜を抜けた訳じゃない。答えなど知らない。」

元気づけられるね。

「洗い髪の匂いがした また消えた!」

これは過去を懐かしんでいるのか、もしくは未来を予感しているのかわからないけどなんだか切なく、嬉しくなる歌詞。大切な人もしくは愛しい場所を思い出させてくれる。

聴いていてもう少し頑張れるかもな、と感じさせてくれる素敵な曲だな~

イントロがかなりばらの花だし、タイトルもバンドワゴンだしでだいぶくるりリスペクトされてるのかな。良い…




個人的好き好き大好きシンガーソングライターTOP3は中村佳穂、古川本舗、君島大空なんだけど、(めありーは歌い手のくくり)中村佳穂は月のような祈り、古川本舗は微睡の中の願い、君島大空は星への渇望を歌うイメージ。

この人はこうだろ!ていうのあったらコメントお願いします。誰かとこういう話をしたい!



ここまで読んでくださりありがとうございました。


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