美しき紅葉の京都をめぐる 其の伍 ライトアップの平等院、東寺、清水寺
今回の旅行で楽しみにしていたのがライトアップです。平等院、東寺、清水寺を訪れましたが、日中とは一味違った非日常的な紅葉と仏閣の美しさに癒されました。
平等院(12月3日 夜撮影)
JR東海ツアーズの「平等院の夜間特別拝観 瑞光照歓ー錦秋のあかりー」はネットでの事前予約制で人数制限されているので、混雑もなくゆっくりと見学することができ良かったです。平等院は世界遺産、国宝、国の重要文化財、国の史跡、名勝に指定されており、夜の幻想的な雰囲気の中に佇む鳳凰堂と浄土式庭園はこの世のものとは思えないまさに極楽浄土と言っても過言ではない美しさでした。春も夜間貸切拝観がありますのでお薦めです。
春の特別拝観|そうだ 京都、行こう。 (souda-kyoto.jp)
今年のNHK大河ドラマは紫式部が主人公の「光の君へ」ですが、宇治は源氏物語の宇治十帖の舞台であり、平等院は光源氏のモデルとされている源融、藤原道長のゆかりの仏閣(道長の子頼通によって天台宗平等院とされた)です。
主人公のまひろ(のちの紫式部 吉高由里子)と三郎(のちの藤原道長 柄本 祐)をはじめ周りを固める脇役も好演しており、二人の心の交流を軸に、二人を取り巻く人間模様、現代と変わらない厳しい権力闘争と平安時代の文化、風俗も描かれ、毎週興味深く拝見しています。映像も美しく、今後、平等院(宇治殿)がどのように描かれるかも楽しみです。
東寺 (12月2日 夜撮影)
東寺は、世界遺産、国宝、国の重要文化財に指定されており、真言宗総本山で、平安時代に嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜されました。本尊は薬師如来像です。
空海は「弘法も筆の誤り」の諺で有名であり、嵯峨天皇、橘逸勢と供に三筆のひとりに数えられています。
清水寺(11月29日 夜撮影)
京都に到着した日の夜のライトアップと帰京する日の午前中に清水寺を訪れました。午前中に撮った写真は、『美しき紅葉の京都をめぐる 其の一 清水寺、東福寺』でご覧になれます。この記事の最後にリンクがありますのであわせてご覧下さい。
京都タワー、京都駅(12月4日午後撮影)
最後に京都タワーと京都駅の写真を載せてみました。京都駅に戻ってくると、まるでタイムスリップしたような非日常の古都の散策から現代に引き戻され、この数日の美しい古都を散策した満足感と心地よい疲労感に襲われながらまた訪れたいと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
前回までの記事は以下のリンクからご覧になれます。
【参考文献】
決定版 京都の寺社505を歩く(上)洛東・洛北(東域)・洛中編
決定版 京都の寺社505を歩く(下)洛西・洛北(西域)・洛南・洛外編
山折哲雄監修 槙野修著 PHP新書 2010年
街道をゆく26 嵯峨散歩、仙台・石巻
司馬遼太郎 朝日新聞出版 2013年
馬場あき子の「百人一首」NHK出版2016年
【京都市公式】京都観光Navi (kyoto.travel)
寺院仏閣の公式ホームページおよびウィキペディア
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