贈りものをおくる日々 3
Netflixで「池袋ウエストゲートパーク」を観はじめた。
以降「I.W.G.P.」とよぶ。
私はヤクザやヤンキーが出てくる映画やドラマがとても好きだ。
自分からとてつもなく離れている世界だからだと思う。
「ヤクザと家族」のような暴対法が制定されたあとの「ヤクザもこんなに苦労しているんです…可哀想でしょ」みたいな話も好きだが、「孤狼の血」のような暴力と暴言がこれでもかというほど飛び散る様子を観せられると「おおーすごいー」となるのだ。
しかし「孤狼の血」に出てくる鈴木亮平のような極悪ヤクザは本当にいるのだろうか。
時々、銭湯でヤクザっぽい人とサウナでご一緒になるが物静かにサウナ、水風呂、外気浴を楽しんでらっしゃる。
もし、鈴木亮平のようなヤクザがサウナに入って、子分がヘマをしたらどんなお仕置きをするのだろう。「てめぇこのやろー」と言いながら熱々の石を背中や股間に焼き付け、ロウリュで熱々になったサウナに30分間ぐらい閉じ込めて、意識を失ったところで水風呂へ頭からぶち込み、意識をとり戻させる。そのような流れを3セットぐらいするのだろうか。
サウナ内でできそうなこれ以上のお仕置きは思いつかないが、鈴木亮平は私の考えるお仕置きを軽々と超えてきそうだ。
そんな私はNetflixで「I.W.G.P.」を観はじめた。
Netflixでコンテンツを視聴する時に必ず声をかける夫妻がいる。
その夫妻は前職の同僚なのだが、登山、キャンプ、マラソン、フェス、銭湯めぐり、ごはん、などよく遊ぶ友達。
同僚を友達と呼ぶのは少し恥ずかしさがある。
友達を親友と呼ぶのと同じぐらいの恥ずかしさがある。
関係性をどのように捉えているのかは私の思いと相手の思いで一致しているかは分からないからだ。
思い込み友達にならないように友達を友達の前で紹介するときに友達と言わないようにしている。
私がテレビでNetflixを観ている時、夫妻らはNetflixを観ることができない。
以前、夫妻からAmazon Fire TV Stickをもう使わないという理由で譲り受けたのだが、家で接続するとNetflixのコンテンツが視聴できる状態だった。
夫妻はすべてのサービスからログアウトができていなかったのだ。
申し訳ないのでしばらくは視聴しないでいたが「浅草キッド」がどうしても観たくなりつい手を出してしまった。
いちど視聴するとまた観てもいいだろうという気持ちになりもう止まらなくなった。
ドラッグと一緒だ。
そしてついにNetflixを視聴していることがバレた。
わたしはすべてを自白した。
それからNetflixでコンテンツを視聴する際には、gifteeでギフトを贈るようになった。ふたりで分けあえるミスドやビアードパパ的なものがよさそうかなと思っているが、今回は新年の挨拶も込めて「giftee Box for 新年」で好きなものを選べるようなギフトを贈った。
最後に次は「舞妓さんちのまかないさん」を観る予定をここで伝えておきたい。