見出し画像

干瓢、素麺南瓜

恋人の愚痴を言わないのが珍しいらしい。
だから彼の周りの人達は私に会いたがっている。
彼にとっては私は不満がないらしい。

私に言わせれば、今まで私の悪い所だと思っていた部分を自然にさらけだしたとして、彼はそれをすべて受け入れて変えてしまうから。
疲れたと言った私に呆れることなく、ふたりが楽しめるような方法を一緒に考えてくれるから。
その考え方にすごく救われている。
私も他人に対してずっとそうしたかったの。
それを私に施してくれる彼がとてつもなく偉大で素敵で、大事で、好きだと思う。
こんな奇跡があっちゃうんだね。

好きだと思う気持ちの理由、と探してしまっていたけど、どうにも無意味みたいだ。
理由なく愛しいと思うことだから。
どんどん、私自身の好きなところを見せてみよう。私は私のことが好きで大切。彼にも知ってほしいんだ。

今日は山ほど道聞かれる日らしい。
今朝は外国人観光客に、エアポートバスの乗り場を聞かれ、分かりませんと答えてしまった。
どなたか親切な人があの人たちに教えてくれますように。
まあまあ離れてたけど時間とかも大丈夫だったのかなあ。
言葉が通じないならスクリーンショットを共有すればよかった。ここかもしれないと言うことはできたかもしれないのに。
遅刻したって良かったのに。
と思って出勤したら、朝からバタバタと3件仕事を頼まれた。私にしかできないことだったかもしれない。午前中から電話をたくさん受けた。銀行、郵便局、振込、コンビニもクリア。
だから良かったのかもしれない。
役所からの帰り道、そう自分に言い聞かせて歩いていたら、今度はビルの場所を教えてほしいと。
無事にあのおじさんが目的地にたどり着けますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?