Google Meetは学校で使うにはもう少し頑張ってほしい
今日は学校でのWeb会議システムの利用について少し振り返ってみたいとい思います。
突然の休校とZoom の利用開始
去年の3月に学校が突然休校になり、保護者会をオンラインで急遽実施したときは時代が変わっているのを肌で感じました。
うちの子の学校ではこのときにはZoomを使いだしました。先生の声はどなたもオンラインでも聞きやすくて意外とうまくやれるものだな、と思いました。Zoomも教育機関には無料開放していた時期でもあったので、動きが遅いところや後ろ向きなところはもちろんありましたが、学童や塾でもどんどんWeb会議システムが進んでいきました。学校によってはPTAなども協力して朝の会などをやっているところも出て来たりしてICTの活用が盛り上がる1つのきっかけになった気がします。
このときに思ったよりも操作に戸惑う保護者の声も少なかったように思えます。(休校の時期だったのであくまで肌感覚でしかないですが)どちらにしても先生方の準備とか中身の問題はあったと思うのですがシステム的にはあまり問題を感じなかったように思えます
Zoom の無料期間終了とGoogle Meetの利用開始
今年度になって児童向けの1人1台の端末配布となり、Google Workspace を使っている関係で学校やPTAで使うWeb会議はGoogle Meetになっていきました。Zoomの教育機関向けの無料開放も終わり、40分の利用制限も出たのも大きかったと思います。
ただ、前回の記事でも少し触れましたが、Googleアカウントは学校アカウントと一般アカウントでやり取りをすることがあまり想定されていないような仕組みのため少し入るのが面倒になったように思えます。
詳細は前回の記事も参考になると思います。
意外とややこしい学校でのGoogle アカウント
ただ入り口の部分を除けばどちらもビジネスではそれなりに使われているシステムなので私もどちらでもいいかな、と思っていましたが使ってみるとGoogle Meetは少なくとも学校や教育委員会・PTAで使うのには向いていないな、と考えるようになりました
Google Meetは「名前の変更」の重要性を甘くみすぎていないか
なぜGoogle Meetは使いにくいか?と言うと理由は一つだけです。「Google Meetは会議参加者の名前の変更ができないから」です。
Google MeetはGoogleアカウントの名前をそのまま使うので表示名を変えたかったらGoogleアカウントの名前を変える必要があります。出来るよ、と言われればそう言えなくもないですが影響度が大きすぎるので事実上無理と言ってよいと思います。
一度PTA連合の会合で使いましたが、自分の会社名が表示されている人がいたり、子供の名前が表示されたり、全く出欠が分からなくなっていました。特に対面で会えていない方も増えたのでどこの小学校のPTAなのか、校長先生なのかも簡単には分からず、とても使いにくかったです。これはPTA連合に限った話でもなく、保護者会をMeetでやっても誰の保護者かも分からないので先生もやりにくいのではないかと思います。
私の例で言うと、同じように会議に入る時も幼稚園PTAの人間として参加する時もあれば小学校PTAの立場で入ることもあるし、保護者会で入ればどちらかの子供の保護者として入るときもあるので、都度表示名が変えられないとコミュニケーションも取りにくくなってしまいます。
こっちからしたらノイズキャンセリングとか難しい機能よりもこっちの方がずっと重要で、特に対応予定も聞かないので正直言って「出来るだけGoogle Meetを使わない方法はないのか?」と思ってしまいます。
Zoomの時間制限解除申請をしよう
このように考えていくと、今学校側で一番費用がかからず速やかに解決できる方法はZoom の時間制限解除申請を行うことではないかと思っています。
幼稚園から高校までの教育機関の時間制限解除申請に関するFAQ(よくある質問)
学校登録フォーム
簡単に言うと、学童や塾などで申請を行うのは難しいですが小中学校であればZoom側に申請を行えば時間制限を解除した状態でZoomを使うことができます。普通の公立学校であれば特に却下される理由はないと思いますので使う使わないは置いておくとして申請だけはしておくほうがよいのではないでしょうか。
ちなみに副校長先生にこの話をしたところ「IT担当の者に伝えて申請を検討します」と言われたっきり何も行われませんでした。。もっと強く催促をしてもよかったのですが先生側があまり使いたくもないと思っているのであればしょうがないのかなあ、、と思ってそのままにしています。
いいと思うのですけどね。。申請フォームが英語のフォームであったのが嫌だったのでしょうか。。。