[OMOTHA9] Arduino IDE を設定して、プログラムを書き込む。
OMOTHA9ロコを使用するにはArduino IDEを使ってプログラムやサウンドデータを書き込む必要があります。そこで、Windows PCにArduino IDEを設定する手順を示します。
他のOSについては使用経験がないため助言ができません。すみませんが、各自で調べて対応をお願いいたします。
作業のステップは次になります。
Arduino IDE 2.xをWindowsにインストール
Little FSをインストール
RP2040ボード用の設定をインストール
P029のスケッチ(プログラム)をアップロード
P029のサウンドデコーダをアップロード
1.Arduino IDE 2.xをWindowsにインストール
Arduinoのホームページからダウンロードしてインストールします。すべてのユーザー用にインストールする以外はデフォルトの設定でインストールしてください。
2.Little FSをインストール
RP2040などのマイコンでファイルを扱う仕組みにLittle FSというものがあります。これのアップロードツールを導入します。
Githubから"arduino-littlefs-upload-1.5.2.vsix"をダウンロードして、"C:\Users\<username>\.arduinoIDE\plugins\"へコピーします。”plugins"のフォルダがない場合は作成する必要があります。
https://github.com/earlephilhower/arduino-littlefs-upload/releases/download/1.5.2/arduino-littlefs-upload-1.5.2.vsix
3. RP2040ボード用の設定をインストール
この手順はあちらこちらに書かれています。下のURLを参照に設定をしてください。
4. P029のスケッチ(プログラム)をアップロード
最初に”P029”から始まるファイルを開きます。(Arduino IDEが立ち上がっている場合は一回閉じてから立ち上げてくださ。)
"Tools >> Board >> Waveshare RP2040 zero" を選びます。
Little FSの容量を設定します。スケッチ(プログラム)とLittle FSを同量にします。
OMOTHA9とPCをUSBケーブルで接続します。USB経由でシリアルポートが接続されます。接続したシリアルポートをIDE上で選択します。
追加のライブラリとして、カラーLEDのライブラリを追加します。左側の本のマークを選び、検索ボックスに"Adafruit Nexpixel"と入力してライブラリを表示ます。インストールボタンを押してインストールします。
最後にスケッチ(プログラム)をコンパイルしてアップロードします。画面上部の右矢印がコンパイルとアップロードを行うボタンです。ボタンを押すとコンパイルが始まり、コンパイルが終わるとアップロードが始まります。
5. P029のサウンドデコーダをアップロード
最後にサウンドファイルをアップロードします。サウンドファイルはスケッチ(プログラム)があるフォルダの"data"フォルダに置きます。ファイル合計サイズが1Mを超えるとアップロードができませんので、注意してください。
SHIFT + CTRL + P を同時に押すとメニューが開きます。検索欄に"little FS"と入れてください。
"Upload LittleFS to Pico/ESP8266/ESP32"を選択します。選択するとアップロードが始まります。
成功すれば、サウンドファイルの書き込みが完了したことになります。
6. VVVFサウンドファイル等の大きなサウンドファイルを扱う
FS(データファイル)を1.5Mにするための設定になります。
以上