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⭐️橈骨遠位端骨折 リハビリ報告part2⭐️

皆さんお疲れ様です!
note見ていただき、ありがとうございます!

 今回はリハビリ報告part2をさせていただきます。

 橈骨遠位端骨折は、高齢者の四大骨折の一つと言われています。
 転んだ際、手をついた時に手首を骨折=橈骨遠位端骨折
 高齢者の場合は軽い力でも骨折しやすいと言われています。
 また、高齢者だけでなく、転落や交通事故などで非常に強い力が加わった場合に骨折を生じることもあります。

○左橈骨遠位端骨折(コーレス骨折:保存療法)
※主治医の指示より、リハビリ内容など決定しています。
【経過】
 転んだ時、左後ろへ手をつき骨折された方です。手術適応でしたが、手術はしない方向になりました。
 左手は使用困難なため、ご家族様の協力のもと、お仕事は継続されており、毎日忙しい日々を送っています。
 『早く治したい』という気持ちが強く、毎日セルフケアを欠かさず行っています。
 痛みに関しては、来所された当初からほとんどありませんでしたが、左腕のむくみが強く、関節が固まっている状態でした。
 初回リハビリ時、左手首:伸ばす5° 曲げる5°

【リハビリ目標】
 初期:関節が固まるのを予防する、むくみの軽減
 現状:関節可動域拡大、筋力向上

【リハビリ内容】
 初期:腕・手首を優しく痛みが出ない程度に運動、手首モビライゼーション、指・肘・肩関節運動
 現状:腕全体の関節運動、筋力訓練

【現状】
 左腕のむくみや関節が固まってしまう事は軽減し、関節可動域・指の細かい動作は向上しています。筋力は以前より向上しておりますが、未だ細かい動作が困難な状態です。『大きいジャガイモは掴めるけど、小さいジャガイモは掴みずらい』などの訴えがあります。
 左手首:伸ばす5°→50° 曲げる5°→60°へと関節可動域は拡大しています。

※本来であれば親指側の写真を移したいですが、
今回は小指側を移します。

【今後】
 理学療法士として、ストレッチや筋トレなどセルフケア指導はもちろん、10月上旬から荷重制限解除になるため、徐々に荷重をかける訓練を行っていけたらと思います。
 利用者様が少しでも早く、日常生活やお仕事で不自由のない生活が出来るようにアプローチしていき、身体機能面だけでなく、精神面に関しても寄り添っていける、そんな理学療法士になります。

 写真はご本人の許可を得て、ご協力いただきました。

今日も見ていただき、ありがとうございました。

青ヶ島村地域包括支援センター 長田雅嗣

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