ウズラを抱っこしたとき
今日の夕飯は八宝菜にしようと思い、
ウズラの卵を購入しました。
ウズラの卵には模様がありますが、この模様、いろいろあって面白いなぁと思います。美しいなと思います。
ウズラといえば子どもの時のことを思い出します。
わたしは動物が好きな子どもでした。
ねこや犬が飼いたいなあと思っていましたが、マンションでは飼えないからダメと母から言われてあきらめていました。
父がそれならと鳥を飼うことをすすめてくれて。
誕生日のプレゼントにセキセイインコのヒナをねだってかってもらったりするお店が近所にありました。
その小鳥屋を時々1人でのぞきにいったりしていました。
ある日行ってみると、お店の前の横断歩道になにか動くものがいたのです。よくよくみたら1羽のウズラでした。小鳥屋さんから逃げてきたんだ!と思いました。ウズラは車がビュンビュン行き交う道にでようとしています。車に轢かれちゃう!
わたしはとっさに走り、小刻みに動いていたウズラを確実に一度で捕まえられるよう、慎重にすばやく両手で抱き上げました。
わあ!やわらかい!
羽毛の中に自分の手が入り込む様な感覚。
ウズラのふわんとまるまるしていた体は、思ったよりずっと細く感じました。
わたしが勢いよく捕まえたせいで、ウズラを驚かせてしまい、びっくりしたウズラは体をしぼませたのだろうか?そのやわらかさは思いっきり力をいれたらつぶしてしまいそうで戸惑いました。わたしは足をバタバタさせているウズラを抱っこしていそいでお店に走ります。
「これ、外にいました」
お店のおじさんはチラッとこちらをみると
「ああ…その辺のカゴにいれて」とぶっきらぼうに言いました。
あわてて足元にあったカゴにウズラを入れ、店を後にしました。
なんだ。もしかしたらもらっていっちゃってもよかったのかもな…なんて思いながら…。
あの時に感じたウズラの体の細さや、やわらかさ、あたたかさを時々思い出します。
とてもとてもウズラがかわいくて。欲しかったな。
ウズラをつがいで飼ったら、
あの模様のあるタマゴを産んでくれるかな。
※autumn greenさんのステキなお写真使わせていただきました!ウズラさんもネコさんもかわいいなあ!
ありがとうございます!
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