入院日記13日目どうする?復帰後の仕事
入院前2箇所で働いていた。
一つは8年以上続けているスーパーのレジ。
ここは日曜日だけ。
もう1箇所は実は4月から新しく働き始めた場所だった。
なんとナチュラルローソンなのだ!
派遣でこの仕事をみつけた時
わあ!絶対ココで働きたい!と思った。
私は大喜びでエントリーした。
私の noteを読んでくださっている方は
ナチュラルローソン好きをアピールして noteに連日商品の紹介をしていたことを覚えてくださっているかもしれない。
働けることになってからは
宣伝みたいになっちゃ良くないかな?と
すべて消してしまった。
勤務先のナチュラルローソンは、
スタッフの方も皆んな優しくて働きやすかった。
思っていたとおりおいしそうなパンやお弁当、
見たことのないステキなパッケージの商品にワクワクした。
ステキなお店で、毎日楽しく働いていた。
だから、
働き始めてほぼ1ヶ月でこんな症状が出始めた時は焦ってしまった。すぐ良くなるすぐ良くなると言い聞かせながら休まず通った。
朝8時からの勤務のため朝7時には家を出ないと間に合わなかった。ギリギリは7時4分。この時間になってしまったら少し小走りにならないと予定の電車に乗れない。
毎朝ほぼ小走りだった。
ふらふらになってからはその小走りも苦痛で、
歩道橋はなんだか落っこちそうな怖さを感じながら
グルグルしながらヨロヨロ走った。
乗り換えの階段は1本たりとも乗り遅れてはならない。
よろけておじさんや若い女の子に時々寄りかかってしまいながら、すがりつくように手すりをつかみ駆け上がった。
気のせいと思っていたふらつきは日に日に強くなった。
足元がおぼつかなくなってくる。
見た目にも心配されるかなと思い、
自分から「最近めまいがひどくてー」とと言っておこうと思った。
えー?めまいー?大丈夫ー?と驚かれ、反応的にはみんなにはあまりそう見えてないんだなあという印象だった。
ベテランの方から「私がキツく言ったりするからストレスかしら」なんて言われて慌てた。
入ったばかりで教えてもらうことはたくさんあったからその人には本当にお世話になっていたのだが、けしてキツイなんてことはなかったのだ。それなのにそんなふうに思わせてしまうような発言になってしまうのか!と、それなら言わないようにしなくてはと思う。
しかし、症状はますます辛くなった。
吐き気が抑えられずコッソリトイレに吐きに行く。
とにかく家でも外でも食べ物飲み物がいっさい入らなくなった。何も食べてないのにお腹が空くと吐いた。
もう苦い液体しかでてこない。
時々おでこに手をやる姿を見かけた店長が「体調どうですか」と声をかけてくれたが「もう消えると思うんですよねー」なんて無理して笑い、金曜日の帰りに「週末病院行ってみまーす」と退社。
しかし、
月曜日から「行けなくなった」という
いきなりの入院休業の申し出になってしまった。
最初は夫に連絡してもらい
その後は派遣会社を通じたやり取りを2回ほどして
店長に伝えてもらう。
今日初めて店長に直接電話した。
本当は、派遣会社から全部伝えているので
連絡しなくてもいいかなと正直思っていた。
連絡事項は伝わっているはずだ。
でもしようと思った。
直接話そう。
店長がでた。
あらかじめ考えていた事を話す。
まだ確実ではないけど
おそらく来週退院のめどがつくだろうこと。
そして次の月曜日から復帰したいと思っていること。
店長は無理しないでいいですよ。
お店は大丈夫ですからね。と言ってくれた。
実はこの店長は4月から店長になられたばかりと聞いていた、若い青年なのだ。
品物が余りすぎたり売れすぎたりなど、毎日心労が絶えなかったろう。しかもバイトを募集してもなかなか決まらないとポツリと話していたこともあった。
そんな中、私が入院でまた人員が減り
ご迷惑をおかけしたことを心底申し訳なく思っていた。
私に今できることは誠意を見せることしかできない。
それは直接話すことしかなくて
それもやはり実際にはなんの力にもならないのだけど
でも、電話して
お話できてよかったなと思った。
お電話くださりありがとうございますと言っていただき、ありがたかった。
そしてもう一つ、スーパーにも電話しようと思った。
こちらは先週一度電話をしている。
その時は
店長が連絡もらえるって言っていたのにこないって言ってるから今電話できないかと同僚からLINEがあって慌てて連絡した。
たしかに「また本人から連絡すると思う」と言ってもらうよう夫には言ったけど、「2週間はお休みさせていただくことになる」って伝えてるはずだけどな…と思いながら。
実はこの店長とはあまり良い関係が築けていないなと思うことがよくあった。私があまりよく思っていないことを気づいている気がしたが会うのは日曜日だけだしと、私は仲良くしようともしてこなかった。
店長はいきなり不機嫌そうな声をだした。
なかなか連絡こないからさあとあきらかに「困るんだよねー」な雰囲気に私も少しムッとした。
有給使う?とか
日曜日の人だれか声かけなくちゃだからさと言う。
すみません助かりますと言いつつ、
もうココやめようかなと思う。
大丈夫?の一言もないことに少し腹が立った。
でもやっぱり迷惑かけてるのはこっちなんだよな。
今日は心を入れ替えた笑
その方が気分がよかったからだ。
元気をみせよう!
朗らかにいこう!と思う。
別に今日電話しなくてもいいかもしれなかったが
早い方がいいと思った。
きっとマメに連絡した方が誠意が伝わるタイプの人なんだと考える。
丁重に低姿勢に明るくを意識して話し出す。
もう一度治療をするという話を入れることで
「まだ体はしんどいのよー」という主張を盛り込んで(ちょっと同情してほしい)
21日には行けると思う。と伝えた。
大丈夫なの?まあ一応シフトお願いしている人はいるから無理しなくていいからね。無理されてもね、またダメだってなるほうが困るからさ。〇〇さんが休んでる間お願いしてる人はいるからまあ大丈夫だから。でも出てこれるならそういう人たちにもはやくね伝えてあげないとさかわいそうだから。まあ出てこれるってハッキリわかったらまた連絡ちょうだいよ。
はい。すみません。そうですよね。皆さんにご迷惑をかけて。はい。わかりました。
そうね、無理されてもね。はい。
あ、有給にしておいたからね。
ありがとうございます。
いつもよりはお給料下がっちゃうかもだけどね。
いえいえご配慮いただき本当に感謝しています。
笑顔で伝える。
最後に思い切ってふざけてみた。
さっき店長は面談しているって聞いたんですよー。
日曜日の私のところ?って真っ青になりました!日曜日希望の人ですか?
店長は少し黙ってしまったので
あれ図星だったかもと思い、聞いちゃいけなかったかなーと一瞬心配になった。
いやさあ、面談したんだけどこれから曜日なんかは聞くんだよ。今のところ一応埋まってるからね。あ、夜希望の人だから。日曜じゃないよ。
私がふざけていると気づいたのだろう。口調は意識してくだけさせてくれていたが、店長はあきらかに戸惑っているようだった。
ああーよかったですぅー。と笑った。
店長も電話の向こうで戸惑いながらも
笑ってくれているような気がした。
そうなんだ。
私はいままでこんな場面でよく意固地だった。
自分は正しいと曲げなかった。
正しかったかもしれないけど
関係はよくならなかった。
それに気づいても
自分の正しさにしがみつき
良しとしてきたのだ。
でも今日
電話をして全部不安がなくなった。
こんなことになっちゃって
迷惑かけちゃったなっていう心配から
妄想が暴走して
みんな私のことどんなふうに思ってるかなとか
嫌われてないかなとか
怒ってないかなとか
復帰してもいいだろうかとか
歓迎されてないんじゃないだろうかとか
やめた方がいいんじゃないだろうかとか
思ってしまっていたけど、
そしてそれは
電話したからって
やっぱり歓迎されてないかもしれないけど笑
でも電話して
明るくお詫びをいいながら話せたのは
感謝を伝えることができたのは
やっぱりよかった
と思った。
あとは復帰してからまたがんばる。
まだまだ感謝を伝え続けるんだ。
だってその方が
私も嬉しいんだって気づいたから。