【無料で楽しめる美術・博物館】ギンザ・グラフィック・ギャラリー《TDC展2024》
おもしろいものが観れて、無料だったら!
東京にあるそんな美術館や博物館、ギャラリーなどをご案内させていただきたいと思っております。
今回ご紹介するのは東京都中央区にあります。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)です。
3つのgの頭文字から「スリー・ジー(ggg)」の愛称で親しまれているグラフィックデザインの専門ギャラリーです。1986年に設立されました。
年間8回程の企画展が開催されています。
無料でありながら毎回興味深い内容の展示でとても人気があり、私もデザイナー時代の若い頃から大変お世話になっていました。
今回お邪魔した時会場ではTDC展の受賞作品やノミネート作品など約130作品が展示されていました。
まずTDC賞についてご説明いたします。
TDCとは、東京タイプディレクターズクラブの略称です。
設立者、理事長ともに浅葉克己氏。日本の美術団体のひとつです(ウィキペディアより)
また、TDC賞は文字や言葉の視覚表現を軸にした国際的なデザインコンペティションです。「東京TDC賞2024」には国内1845、国外1830の応募がありました。
一部作品をご紹介させていただきます。
※写真下にある小さな文字での作品説明は、会場でいただいた解説書(作家本人の解説との記載)から書き写させていただきました。
個人的にこの作家さんの作品はいつも気になり、今まで発表されてきた作品もとても好きでした。ご自身の世界をお持ちだと思います。
青色がまぶしいくらいで華やかなので黒によく合っていると感じました。
帯のように一か所だけに閉じをデザインしたところなどは和を感じました。
この作品は子どもたちとよく遊びに行った科学技術館が会場だったため、行ったことがある場所ということから目を引きました。科学技術館はとても面白いところなのですが、大人だけで行くという感じではなく、私にとっては「子供と科学遊びをしに行く場所」という印象が強い場所です。でもこのグラフィックからは科学遊びではなく、アート、科学という雰囲気があり大人っぽさを感じました。
タオルが入っているのにその袋に野菜や果物の絵がついているのがオヤ?と思わせました。線描のイラストや文字がセンスがよく、目をひきます。
このポスターは駅でみたことがあります。色がきれいでハッとして、近づいてよく見て、またハッとしました。絵柄も色もきれいで。このスタンプ欲しいなあと思いました。
遠くからでもとても目を引きました。空間の使い方が素敵で、なにかかっこいいポスターかなと思いましたがよくみると工事現場にゴロゴロしているようなものが写真になっていることを知り驚きました。
レトロな雰囲気を感じます。でもかわいいだけでなくシャレていると感じます。
このロゴや色がすべてスイカのそれを取り入れているという事は、作者のコメントよりわかりました。黒色をつかっているところを確認せず残念でした。
イラストの雰囲気や色がかわいくてまず目をひき、文字がわからないため絵をよくみて判断しようとじっくりみるとなにやら良くない状況が描かれているような胸騒ぎを感じました。かわいいのにちょっと不安にさせる絵。
昨年このイベントに参加したため、このロゴをみてすぐに思い出しました。
参加証拠として腕にまいたブレスレット仕様のペーパーは、してもらった時にとても色がきれいで嬉しくなったことを覚えています。
2024年のグランプリ作品はこちらの作品でした。
刺激や心の迷いに気を取られながら既存の出版物に描画するAIロボット。
やはりこの作品が一番「新しい」とは感じましたが、
作品を創作する意図が他の作品とはもはやちがうのではないだろうか?と感じ、戸惑いました。
私の感覚が古くてということももちろんあるのですが、
どの作品もレベルが高くすばらしいということもあり、受賞作とそうでないものの違いのポイントがいまいちわかりませんでした。
詳しく知りたいなあ!
他の人の意見も聞きたくて
家族にも写真など見てもらいながら疑問をぶつけてみました。
アートに興味のある次男だけが
「見にいってみようかな」と。みてきてみてきて!
そして意見をきかせてー!
皆さんも是非会場でリアルな作品を体験されてみてください。
また、今回の展示以外でもいつもとてもおもしろい企画をされている場所ですので、これからも是非チェックしてみてくださいね!
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