日本の美術が面白い!命をかけた戦いに挑む戦国武将たちの兜が個性的すぎる!

画像1 銀箔押 一の谷形兜(いちのたになりかぶと)東京国立博物館にあるものは黒田長政の四男の高政所用の具足が展示されています。長政とほぼ同じ意匠とのこと。いやだけど!私はこれを見て驚いてしまいました。戦国武将の兜はかなりの変わり兜がたくさんあるということは知っていましたが、ここまでとは…。この発想だけでなく本当に作って使用するという大胆さ!合戦場にもなった一の谷の急な坂道をかたどったものだそうです。もともとは福島正則のものでしたが、黒田長政と兜を交換。長政は関ヶ原の戦いでもこの兜を着用したようです。
画像2 黒田長政像(部分) 江戸時代 上の兜をつけ、馬で出陣する黒田長政の様子を描いたもの。うーむ!しっかりかぶっていますねー。
画像3 黒漆塗執金剛杵形兜 江戸時代 握っているのは、神がもつ最強の武器、金剛杵。いやあ、これなんかもうあまりに奇抜すぎて本当に作られたなんて信じられない気持ちです!
画像4 黒漆塗兎耳形兜 安土桃山時代 月にすみ波の上を飛び越えられるという伝説をもつ兎はとても縁起の良い動物として人気がありました。よく兜のデザインに使われたそうです。命懸けで戦うという武将の気持ちを考えると、ユニークさえある変わり兜の存在は私にとってちょっと理解し難い世界です。大きな声では言えませんが、笑ってしまうものもたくさんあります!正直、ふざけてないか?と思えるものも。面白すぎます…!

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