モリンガについて知ろう
モリンガは原産インド北部の樹木です。
インドをはじめアフリカやアラビア、マダガスカル、東南アジア、南アフリカにも広く分布しています。
モリンガの正式名称(学名)は『Moringa oleifela Lamarck』(モリンガ オレイフェラ ラマルク)ラテン語で油を有するという意味に由来すると言われています。
ケシ目ワサビノキ科の植物で日本名は「ワサビノキ」、英名「ホースラディッシュツリー」とも呼ばれています。
わたしたち日本人に馴染みあるワサビ(山葵)とは異なる植物ですが、モリンガの根、茎、葉には少しだけ辛みがあります。
モリンガは優れた栄養価をもつことから「マルンガイ」(母親の親友という意味)や、「緑のミルク」(世界保健機関であるWHOが発展途上国の人々の栄養不足に対応するためモリンガを推奨)とも呼ばれ世界中の人々に親しまれています。
発展途上国では粉ミルクにモリンガを混ぜて与えていることもあり、深刻な栄養不足や病気で苦しむ人の救世役として使われています。
「ミラクルツリー」「奇跡の木」「万能の木」「マルチパースツリー」という名前も持っています。これは、モリンガの全て(葉、種、茎、花、実、根)有効に活用できるために付けられた呼び名です。
樹木の寿命は約20年、モリンガは育つのが早く強い生命力を持ち「不死の木」とも呼ばれ、発芽から数年で10メートルまで育ちます。
主にインドや東南アジア、アフリカ、アメリカ、中南米をはじめ、太平洋諸国、日本でも栽培されています。