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自分にとってのイイモノを感じた
ライター・いしかわゆきさん×noteの特別イベント「『書く習慣』が身に付く 1週間プログラム」に参加中!
3日目のお題は【最近買って良かったものを1つ教えてください! モノでも体験でも構いません。】
さっそく日付変わりまくってしまっていますが、ゆるりと参加したいと思います。
最近体験して良かったこと
先日、長男が誕生日を迎えるタイミングで「プレゼント何がいい?モノじゃなくてもいいよ」と聞いてみました。
ゲームもあまりやらず、オモチャもそれなりにある8歳の男の子。既にあるモノを買うより自分で作りたいという気持ちが強いので、モノじゃなくてもいいと添えました。
すると、
「わら草履を作ってみたい」とポツリと言いました。
鬼滅の刃にハマってからというもの、刀や忍者に興味が変わり、最近では真田幸村にハマる8歳。
鬼滅の刃の主人公、炭治郎のトレードマークである緑と黒の市松模様の布で甚平を作ってあげた際に「草履も欲しい」と言っていたのを思い出しました。
わら草履自体、売っているところが少ない中、特に子供用のサイズがないのを察したのでしょう。「ないなら作りたい」という彼の気持ちを汲むべく、群馬県にある「たくみの里」へお邪魔しました。
里山そのものをブランディング「たくみの里」で学ぶクリエイティブ
群馬県みなかみ町にあるたくみの里。
道の駅を拠点に、さまざまなジャンルの職人が在籍しており、伝統的な昔ながらの作品作りを体験できます。
今回は誕生日プレゼントを自分で作るという彼のために、わら細工、竹細工、七宝焼、土鈴の絵付け体験をしてきました。
今の時代、どんなモノでもお金さえあればそれなりに買えますが「自分で作った」という付加価値はとても高いと改めて感じました。
わらを束ねて一目ずつ編み込んだ経験や、鼻緒の色を迷いに迷って決めたこと、自分で作った草履を履いて里山を練り歩いて足が痛くなった事まで。すべてにおいて彼にとって満足のいく体験になったと共に、親であるわたしにとっても素晴らしい経験になりました。
昔ながらの身近にある素材で自分たちの使うものは自分たちで工夫して作ってきたという生きていくための知恵や、そんな文化を引き継いでいきたいという職人さんたちの想い。
そこに楽しさを見出して真剣に取り組んだ息子。
帰宅してから「家の中でも履けるようにしたい」「布で作ったら家でも履けるかも?」と現代の生活に落とし込めるアイデアを探る会話まで通して、我が家にとって、とてもいい体験になりました。
オシャレでもハイテクでもないけど、自分にとってイイモノを
普段、人工化学に基づいた等の売り文句を謳っている靴を履いている長男。わら草履を作ってからは、学校に行く時以外は自分で編んだわら草履を履いています。
街行く人からはギョッとされますし、わらのカスも出ます。雨の日は干さないとカビてしまうし、履き込んでいく内に壊れてしまう懸念もありますが、彼にとっては一番のお気に入り。
せめてサイズが合わなくなってしまうまで、自分で作ったという体験も含めて、存分に楽しんでいきたいと思います。