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自己肯定感を育むって?


最近は“自己肯定感”という言葉が一般的にも使われるようになってきました。

自己肯定感を育むことが大事とは言うけれど…どうやって?

これは、子育てや保育の永遠の課題でしょう。

そのことを意識していく人がふえたら、未来の社会は、もっと暖かく発展していくでしょう。

そんな願いを込めて、私たちなりにまとめてみました。


子どもはいつも成長したい!と思っている


我が子には、自信を持って前向に取り組めるようになってほしいという願いは、親ならば誰でも抱きます😊

とっても素敵だと思います。

子どもは
なんでもできて体も大きくて絶対勝てない大人に憧れています。

常に、成長したい!
という前向きな気持ちで物事に取り組んでいます。

その表し方はその子その子で変わってきますが、

「自転車が乗れるようになりたい」
「ひらがなが書けるようになりたい」
「かけっこがはやくなりたい」

子どもは、
今できないこともできるようになるために、
果敢に新しいことに取り組むチカラがあるのです😊

個性として違ってくるのは、経験値の差です。

経験を積んだ先に、
憧れに向かって成長する。

子どもはその点が結びついていない場合もあります。

できるようになりたい!
と思った時の自己評価が、
現実と理想を比べると大きくなってしまって、

『自分はバカだから』
『自分にはできないんだもん』

ということが生じる場合があります。

「やりたい気持ち」

「いまはまだできない自分」
との間を揺れ動き葛藤しているのです。

この葛藤を乗り越えた時に、
本当の“自信”を掴んでいきます。


親はいつでも子どものサポーター


親は、どんな時も
子どものサポーターです。

子ども自身が

「自分のことが好き」
「自分で問題を解決できる」
「人の役に立てる」
と実感するように接し方を工夫する。

同時に、まわりに対して

「自分のことをわかってくれている」
「信頼できる」
「協力し合う仲間」

思えるような考え方とかかわり方をしていく。

そうすることで、
自分自身を信頼して
自己肯定感が育まれていくと思います。

子どもは、理想と現実の差が大きく開きがちなので、
その乖離を小さくして接することがサポーター役としては必要です。

「自転車が乗れるようになりたい」

と言った時に
いきなり自転車に補助輪なしで乗っても、
乗れるようになる子はほとんどいません。

子どもが
首がすわって、寝返りをして、うつ伏せになる力がついてきて、ハイハイをして、おすわりをして、つかまり立ちをして、一人立ちができるようになって、歩けるようになり、走れるようになって、ジャンプできるようになる…のように

一つ一つできるようになることで、
結果として大きいことができるようになります。

「ひらがなが書けるようになりたい」

も、ひらがなが書けるようになるためは鉛筆を持てるようになったり、それを自分の意思で手を動かせるようになり、形を見る力がつくようになったり…

などと順番があります。

お子さんが、○○ができるようになりたい!
と言ってきたら、

「素敵だね!お母さん何かお手伝いできることある?」

とまずお子さんがどんな風に考えているか聞いてみましょう。

まだ未熟な点もあるので、
それは‥
と思う回答が返ってくることもあるかもしれません。

しかし、お子さんの考えていることは、今のお子さんのままで素敵なものです。

そのまま受け止めましょう。

他には、「どんな風にしていこうと思ってる?」と聞いてみてもいいかもしれません。

答えてくれたら、とにかくそれをやってみる。

やってみてうまくいかなかったら、

「□□はうまくいかなかったね、どんな風にしたらできるに近づいていくかなー?と一緒に考えてみましょう」

反対に答えるのが難しそうだったら、
「○○と□□というやり方があるけどどっちにしてみる?」

と選択肢を提示すると
お子さんも答えやすくなります。

やりたいという子どもの気持ちと
子どもより多い大人の経験値を掛け合わせて

子ども自身が考えて、
目標に達成できるように、

少しずつ…少しずつ…近づいていきましょう。


「すぐにできる」ことが素晴らしいわけではない


出来るようになったら、できなかった時には戻れません。

また、その過程も戻せません。

2歳半の我が子が、
ボタンかけがうまく出来ずに、
どんな風にしたら伝わるかな?

どんな風にしたら、
目標に近づいていくかな?

と一緒に試行錯誤した体験があるのですが、自分で試行錯誤してできるようになればなるほど嬉しそうな様子が伝わってきて、私もその様子を見てとても嬉しくなりました。

お子さんの目標も、
今だけなんだ思えると一緒に楽しめる出来事に変わるのかな?
と思います。

すぐにできることが素晴らしいのではありません。

試行錯誤という経験をかさねながら、

「やりたいけどできない…」
「やりたいけどできない…」

できそうでできない状態を繰り返した先に、

「やったできた!」
と自分でつかみ取っていくことが大切なのです。

これを
『主体的・対話的な深い学び』と呼び、現在は、0歳児の保育から、就学前までの保育園・幼稚園・子ども園・小学校・中学校
『教育現場の共通目標』として法令が整いました。

子どもを取りまく大人たちが、まずここを理解して、子どもたちを温かく、包み込むように育ちあっていきたいものです。

皆さんと一緒に子育てを楽しんできたいです。


(参照元)https://twitter.com/HappyMamaPJ/status/1308201024960692224



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