骨と筋肉で出来ている楽器
声を出すということは、身体を使って音を出すということ。
だから、身体の筋肉とか骨を動かして歌ったりしゃべったりしている。
レッスンをしていて、「今の変化わかる?」って聞いた時、明らかに声の変化があるにも関わらず、「わかりません」とお返事来ることがある。それは、日ごろからだ動かしてないからかなって感じることがあった。
あるダンサーの子が歌う必要があり、レッスンをすることになった。日頃身体を限界まで使っているからか、声の使い方を、身体の部位の負荷のかけ方などで説明するとキャッチが早い。あっという間に声がコントロールできるようになってきた。一方、日ごろあまり身体を動かしていないであろう方をレッスンすることがあった。「口が痛くなりました(筋肉痛的な)」といわれつつ、声の変化が少し出てきたときに、変化しましたけど、わかりますか?と尋ねると、全く変わりません。とお返事が来た。
もちろん、私の伝え方が悪いところもあると思うが、感じたことは、パフォーマンスしたいのなら、身体を日頃から動かしておく必要があるということ。ダンスを習えとかまで言わないけど、まったく身体を動かさない状態で、「表現すること」は難しいのではないだろうかと改めて感じた日々でした。