「空き家の相続登記の義務化」の件
この4月から、空き家の相続登記の義務化される法律改正がなされました。
そのために、急いで先月登記を済ませたことは、先月のnoteに投稿しました。
そのせいか、不動産会社から、チラホラと購入を希望されている方がいるという案内書が届いています。
空き家問題が深刻化してきたための法改正だということは理解していたが、不動産業務の活性化の意味も含まれているのではと思われる。
法務局で調べて連絡したと明記しているが、まったく知らない業者から連絡がくるという個人情報がじゃじゃ漏れ状態というのは、気持ちの良いものではない、というよりある種の恐怖心さえある。
長年空き家にしていたことは確かですが、もう去年から住んでいるわけですが、それを一々各業者に伝えるという面倒くさいことは避けたい。
法務局への登記は、単なる不動産相続と記しているだけなので仕方がないことではある
まだ、チラホラ程度ですから、しばらく様子見するつもりです。
そして先日は、固定資産税の請求書が届きました。
土地評価額が低いので、年間で4万円ぐらいですが、年金生活者には、こたえます。
20年前に住んでいた集合住宅では、年間16万円プラス管理費4万円でしたので、手放すことになって、かえって良かったと胸をなでおろしています。
ここで、終わるつもりでしたが、手放した理由が、浮かんできて、ザワザワ、ムカムカとしてきたので、それを沈める意味で、書くことにします。
約20年前、妻の弟が経営していたデイサービスの資金繰りがつかなくて、立ち往生していることを知り、息子が勤務していたことでもあり、放置するわけにもいかず、懇意にしていた金持ちの叔父に相談したが、けんもほろろに拒否された。
そこで、つい男気というか、ええかっこして、わが家を抵当にして、お金を借りることにした。
自転車操業状態の経営者にはありがちな借り先は、いわゆる闇金というものでした。
ドラマなどでは知っていたが、利子を毎月1割を払うという世界でした。これに比べるとサラ金の利子なんて安いものです。
自転車操業とはいえ、毎月確実に営業した分の収入はあるのですから、利子分ぐらいは払うのだろうと、考えていたが、甘かった。まったく払ってなかったのです。
この闇金屋は、最初から、わが家とデイサービスを手にいれるつもりのようでした。お金は払えないことは想定済みで、相手の財産を狙っているのが、闇金屋の正体だということです。
後に、登記簿を調べてみると、闇金屋の弟が、ある期間、この住宅の持主となっていた。
闇金屋Aがデイサービスの経営者となり、18年間続いていました。
ところが、その18年目になって、Aは体調が悪いという理由で、Aの弟Bが引き継ぐことになった。
Bとわが息子との折り合いが悪くて、Bから解雇を言い渡されたのが、2022年の暮れのことです。
息子は、すぐにBを訴えることにした。
その後、1年間、何度か返答、応答を繰り替えしてきましたが、先日のBの応答は「前の経営者だった兄が知っていることなので、返答できない」というものです。
これ弁護士を通じて出された応答なのかと呆れかえってしまった。
すると、裁判官より、これの返答することはないという連絡がきた。ようやく裁判官の顔が見えてきた気分になった。兄と充分にすり合わせしてから、応答文を出すようにと、差し戻したということです。
当然ですが、裁判官はマトモでした。
神戸に引越してから、穏やかに過ごしてきたので、ホトケの気分となったつもりでしたが、裁判がかたづくまでは無理のようです。