内部告発について
兵庫県知事選挙の投票率は55.65%と平成以降では2番目の高さだった。それだけ注目されていたということでしょう。選挙日当日の出口調査(午後7時30分)では若者が斎藤氏への投票が圧倒的多くなっています。その結果、午後8時にはゼロ打ちであっさりと斎藤氏の当確が決定しました。
そうした中で、橋下徹氏は斎藤氏について次のように投稿していました。
普段は、橋下氏の意見に反感を持つことが多いのですが、内部告発についての見解については、珍しく同意できました。その一部を引用します。
《今回の選挙にあたって、ネットでは怪文書は外部通報に当たらない!告発者のパソコンからとんどもないものが出てきたので懲戒処分を受けても当然だ!の声が広がりました。 しかし怪文書・告発文書の中身によって県庁の悪い部分が正されたのであれば、怪文書・告発文書作成者に情状がかけられる場合があるので、作成者を直ちに処分しては絶対にいけません。 ところが斎藤さんは公益通報の結果が出る前に告発者の処分を先にやってしまいました。 これは権力の使い方として完全にアウトだし、恐ろし過ぎる。》
内部告発者の保護について定めた公益通報者保護法に違反するかどうかは、置いておくとして、斎藤さんは公益通報の結果が出る前に告発者の処分を先にやってしまったことが権力の使い方として完全にアウトだ、と橋下氏は述べている。極めてまともな意見だと感じました。
別の投稿では、斎藤さんは権力者になるべきではないとも書いていました。通常なら「お前が言うか」と罵倒するところですが「そうそう!」と頷きました。
とにかく、辞職後、ゼロからスタートして再選を勝ち取ったのですから、この橋下氏の意見を踏まえて、県議員や県職員への報復攻撃することがないことを望みます。