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アメリカ民主党の変遷

2000年~2009年に大統領に就任した共和党ジョージ・ブッシュは2001年9月11日に発生した世界貿易センターに航空機が激突するという衝撃的な事件をきっかけにしてテロとの戦いと称してアフガニスタンやイラクを攻撃を始めた。

事件直後は一気に支持率90%以上も上昇したが、その後は、レームダック状態にまで落ち込んだ。こうした状況の中から、民主党のオバマが颯爽として登場した。この頃の民主党はオバマのお陰で、最も輝いていたように思います。民主党は善で共和党は悪というイメージをしばらく抱いていた。

そのイメージが薄れてきたのは、2011年9月からウオール街を占拠せよという、いわゆるオキュパイ運動が始まった頃からだった。

わずか5%の富裕層が世界を支配しているのだという格差意識が拡散されてきた。特に、金融街は、株や為替の瞬間的な値動きで莫大な利益を得るというゲーム感覚の単なる幻想の世界にいて、何も産み出さない人々へ向けた怒りというものなので、十分に同調できる運動だった。

この金融界を支持し拡大を企てていた政党が民主党でした。そこへ、金融をつぶすをスローガンにして2016年大統領選挙に出馬したのがトランプだった。

2020年の選挙では敗退したが、今回の選挙でも同様なことを掲げて当選した。金融界を含めた財界、政界、マスコミ、法曹界、芸能界、スポーツ界などの民主党と癒着した既得権益層(いわゆるDS)が負けたということでしょう。

これ以外にも、小児性愛や人身売買などのドロドロした問題が、次々と可視化されてきたという要因もあるようです。

これに加えて、イーロン・マスクがトランプを応援したということも大きいでしょう。これが最大の要因かも知れません。IT慣れした若者たちならばマスクには憧れていると思えるからです。

マスクがTwitter社を買収したとき以来、リベラル層には評判が悪いですが、2020年の選挙の時点でTwitter社は、トランプのアカウントを凍結したことにマスクはあやうさを感じていたということですから、当然の行動だったと思えます。

Xでトランプの悪口を散々巻き散らかしているリベラル層が今でも多数いますが、それらもは凍結もされずにタイムラインに盛んに流れています。

トランプとマスクのコンビは1年でレームダックになると、まだスタートもしていな時点で予想している識者がいます。人間のやることですから、そうなる可能性もあるかも知れないが、直近でトランプが勝つことすら予想できない人の言葉は信用できません。

2009年に初登場したオバマ時代の幻想から抜け出せないリベラル層が大量にいるのだねという印象です。




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