理由がほしかった。
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歳を取るにつれ、理由がわかるようになってきた。
お風呂を洗っていると頭の中で鳴る音楽がニ倍速になることがあった理由。
髪を結んでもらってたり体操座りでえらい人の話を聞いてたりすると、おしりむしがむずむずしてしょうがなかった理由。
どうしても、すぐに泣いてしまう理由。
理由がわかるようになると、理由の理由が知りたくてたまらなくなった。
私は間違いなく大切にされてきたのに、愛されてきたのに、どうしてこうなのか。
悲劇のヒロインになりたかった。大きなストーリーがほしかった。だからあなたはこうなのよ、と教えてほしかった。バックグラウンドを抱える人が羨ましくなったりもした。
でも、わたしはわたしでしかなかった。
それ以上でも、以下でもなかった。
ずっと苦しい。なんとなく、生きづらい。
でも、だからこそ、小さな物語を大切にしたい。やわらかくありたい。ソウゾウ力を養っていきたい。あたまでは本気でそう想ってます。
わたし自身、わたしのそんな弱さに向き合うために、自分のノートにひとりでやったら?というようなことを、あえてnoteという場でやってみようと思い、始めます。
やわらかであたたかな1日になりますように
サポートありがとうございます。 きままなnoteですがきままにお付き合いいただけると嬉しいです。